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管理栄養士の健康コラム

vol92

【管理栄養士の健康コラム】Vol.92

大豆パワー‘イソフラボン’

イソフラボン」という言葉を耳にされたことはありますか?
イソフラボンは、大豆の胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種です。
ポリフェノールとは、色素成分や苦味成分などの植物に広く含まれる化合物の総称です。
ポリフェノールの多くは、即効性はありますが、効果は持続しません。
ですので効果を持続させるためには、継続して摂取することが重要となります。

イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、女性には特にしっかり摂っていただきたい成分です。
骨粗しょう症の予防、更年期障害の緩和、生理不順の改善など、様々な効果が期待できます。
特に高齢になると、エストロゲンの分泌が減少し、女性は骨がもろくなります。
ですので、骨密度を保てるようにイソフラボンを継続して摂取していただけるとよいですね。

その他にもいろいろな効用があります。
その1つとして、血圧をコントロールする効果があります。
前回のコラム Vol.91 栄養素について知ろう「カリウム」とは? で、高血圧予防の栄養素としてカリウムを挙げましたが、イソフラボンにも高血圧予防に効果があります。
大豆はカリウムもイソフラボンも豊富ですので、高血圧予防にもってこいの食べ物ですね。

また、がん(特に乳がんや子宮がん)を抑制する働きもあります。

そういえば、女性ホルモンがインフルエンザ予防につながり、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンがインフルエンザ予防に役立つといった内容を、ちらっとテレビで観ることがありました。
まだまだ研究段階のようですが、もしイソフラボンがインフルエンザ予防にも役立つのならすごいことだなと思います。
これからの研究に期待ですね。

イソフラボンは薬ではありませんので、女性ホルモンに比べるとその効力はわずかです。
その上、継続して摂取しないと、効果は持続しません。
ただ、毎日大豆を食べるにしても、同じ食品を大量に食べるといったような偏った摂取のしかたはお勧めしません。
煮豆、豆腐、高野豆腐、納豆、豆乳、枝豆など、いろいろな大豆製品をローテーションするとよいですね。
また、大豆製品以外の食べ物もバランスよく摂ることを心がけてくださいね。

しっかり、大豆や大豆製品を食べて、これからも元気に過ごしていただけるとよいですね。

参考文献:
 「体にいい栄養と食べもの事典」 青野治朗・松尾みゆき監修 主婦の友社


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