ゲストさん、ようこそ|
ログイン

管理栄養士の健康コラム

vol71

【管理栄養士の健康コラム】Vol.71

疲れない体を作る食事

春の訪れを感じたかと思えば、もう夏がそこまで来ているような気候ですね。
これからの暑さに負けないためにも、体調をととのえたいものですね。
今回は、疲労回復のための食事についてお話ししたいと思います。

疲労を感じる時は、忙しかったり、ストレスがたまっていたり、不規則な生活を送っていることが多かったりしませんか?
疲労回復のために大切なことは、
・バランスのとれた食事
・十分な睡眠
・適度な運動
・気分転換
だと思います。
しかしながら、そのような理想的な生活を送ることは難しいという方!
食事内容を少し変えてみるのも良いかもしれません。

エネルギーが消費されると、筋肉中に疲労物質である乳酸がたまります。
この乳酸を早く分解できれば、疲労がいち早く回復するでしょう。
乳酸の分解には、ビタミンB1が欠かせません。
ですので、ビタミンB1を多く含んだ食べ物である豚肉をしっかり食べてみてください。
特に赤身部分にビタミンB1が多いため、ヒレ肉やモモ肉が良いですよ。
その他、うなぎたらこなどの魚介類にも多く含まれます。
また、ビタミンB1の吸収力をアップさせるためには、にんにくなどに含まれるアリシンお酢レモン梅干しなどに含まれるクエン酸を一緒に摂ることをお勧めします。

疲労回復効果のあるメニューとして、
豚肉のにんにく炒め、豚肉のマリネ、豚しゃぶポン酢がけ
などはいかがでしょうか。

また、疲れた時に甘いものを食べたくなりますよね。
甘いものも疲労回復に効果があります。
ただ、飴玉1個くらいにして下さいね。
甘いものをとり過ぎるのは良くありません。
甘いもの、つまり砂糖は、急激に血糖値や体温を上げ、疲労がとれます。
しかし急激に上がった分、血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌を誘発し、今度は急激に血糖値が下がり、空腹を感じるようになります。
そしてまた甘い食べ物に手が伸びるという悪循環を招く恐れがあるのです。
甘いものは疲労回復に即効性はありますが、長続きしないのです。
ですので、お米などで炭水化物を摂り、ゆっくりと血糖値を上げていく方が体にとっては良いですね。

バランスの良い食事が一番ですが、「疲れた時に、豚肉!」も頭の片隅に置いてみてくださいね。

参考文献:
 「疲れない体をつくる免疫力」 安保徹著 三笠書房
 「おいしく健康をつくるあたらしい栄養学」 吉田企世子監修 松田早苗監修 高橋書店


■□■□■ おすすめレシピ ■□■□■

塩麹豚とたっぷりニラナムル
レシピ画像



このページのトップへ
ラカント お料理教室レシピ集
コンテスト一覧
カロレピ!ポイントがもらえる!
管理栄養士の健康コラム
管理栄養士の健康コラム

レシピのリクエスト、ご感想をお聞かせください。

※ご返信を希望される方は「その他のお問い合わせ」をご利用ください。