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管理栄養士の健康コラム

vol57

【管理栄養士の健康コラム】Vol.57

疾病シリーズ 糖尿病(2)「糖尿病の合併症について」

前回のコラムで、高血糖状態を放置し合併症にまで進行してしまうことが怖いとお話をさていただきました。
合併症に進行すると、「足が腐って切断」「失明」「人工透析」に至るケースがあります。
それを知った時、私は怖さを痛感しました。

今回は糖尿病の合併症についてのお話です。

一般的に急性合併症と慢性合併症がありますが、通常、糖尿病の合併症というのは、慢性合併症のことを指します。
糖尿病の三大合併症について説明しますね。

①糖尿病神経障害とは

神経障害は、もっとも早期に自覚される症状です。
手足のしびれを感じ、進行すると知覚神経障害に至り、そうなると怪我ややけどの痛みにも気づかなくなります。
ちょっとした傷でも、気づかず放置したために細菌感染し、足が腐り始めたというケースもあるようです。
壊疽によって足を切断しなくてはいけなくなったということも少なくありません。

②糖尿病網膜症とは

網膜症は前回もお話しましたが、失明に至ることもありますので注意が必要です。
眼底(眼球の一番奥の部分)にある網膜の血管が脆くなり、視力が弱まるために起こる症状です。
網膜症は自覚症状がないため、定期的に眼底検査を受ける必要があります。
網膜症が進行してしまうと治療が困難なので、早期発見が重要となります。

③糖尿病腎症とは

腎臓の働きが悪くなり、徐々に尿を生成できなくなります。
進行すると人工透析が必要な状況に至ります。
現在、人工透析となる原因の1位が糖尿病腎症です。

人工透析とは、尿を生成できなくなった腎臓の代わりに、血液を専用の装置で浄化することです。
人工透析が必要になると、日常生活に大きく影響を及ぼすことになってしまいます。
週2~4回は病院などで透析を受ける必要があり、1回3~4時間かかります。

通院にかかる時間や透析後のつらい症状が治まるまでの時間も含めると、相当な時間を費やすことになるのです。

糖尿病による合併症について知ると、怖さを痛感しませんか?
合併症に進行しないよう治療をすることがとても重要ですね。
治療と並行して生活習慣や食習慣を改善していくことも必要となります。
糖尿病予防のためにも、どのような生活習慣や食習慣が適切なのか、次回お話させていただきますね。



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