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管理栄養士の健康コラム

vol56

【管理栄養士の健康コラム】Vol.56

疾病シリーズ 糖尿病①「糖尿病ってどんな病気?」

世の中には様々な病気が存在しますが、実際に病気にならないと、その病気について調べたりしないと思いませんか?
糖尿病はどのような病気なのか、健康な方はよくわからないかもしれませんね。
もしくは、健康診断で「血糖値が高い」と言われていても、糖尿病とは言われていないし大丈夫だろうとうやむやにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は糖尿病は何が怖いのかについてお話しします。

まず、糖尿病の症状についてですが、初期はほとんど自覚症状がありません。
ですので、健康診断などで確認するしかありません。
つまり自覚症状を感じた時は、ある程度病状が進行してしまっているというわけです。
自覚症状としては、

・尿が多い(多尿)
・喉が渇いて水をよく飲む(口渇、多飲)
・体がだるい、疲れやすい(倦怠感)
・体重が減る

などがあります。
しかしながら、このような症状が出たとしても、気づかない人も多いようです。
特に夏場、あってもおかしくない症状ですよね。

長期にわたって高血糖状態を放置すると、何が怖いのか・・・それは合併症です。

合併症をひとたび引き起こしてしまうと治療が困難です。
「治らない」というのが、怖いと言われる所以であり、自覚症状がないまま気がついた時には、合併症に進行しているというケースもあるのです。

合併症の一つ、糖尿病網膜症に進行すると、失明に至るケースがあります。
実際、高血糖状態を放置し治療をしていなかった人が、ある日突然、目が見えなくなったという話を聞いたことがあり、その話を聞いた時は、ありえない話ではないのですが、衝撃を受けました。
糖尿病と診断を受けても、きちんと治療を続ければ進行を抑え合併症を防ぐことができます。
ですので治療しないで放置することだけは避けてください。

糖尿病には3大合併症といわれているものがあります。

① 糖尿病神経障害
② 糖尿病網膜症
③ 糖尿病腎症

です。
次回は合併症について詳しくお話ししますね。

血糖値が高いまま、受診せずに放置している方がいらっしゃいましたら、速やかに受診されることをお勧め致します。
また、健康診断を長い間受けていないなぁ・・・という方は、ぜひとも時間を作って受けていただけるとよいですね。


参考文献:
  『臨床栄養学』 武田英二・中坊幸弘/編 講談社サイエンティフィク


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