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管理栄養士の健康コラム

vol252

【管理栄養士の健康コラム】Vol.252

認知症予防はお早めに

今回は認知症予防のお話です。
まだ若いから関係ないと思っている方も、ぜひ読んでみてください。
若いうちからの生活習慣も、のちの認知症に影響するので要注意ですよ。

脳は30歳くらいまでは成長するといわれています。
脳を働かせることが認知症予防には大切です。そして30歳までどれだけ脳を働かせたのかも影響します。
ですので、30歳くらいまでは、勉強をしっかりし、仕事を一生懸命頑張ることが、認知症予防につながります。認知症の心配などしないであろう年齢ですが、学生の時の勉強も影響することを知っておいてくださいね。
アルツハイマー型認知症の原因の1つである「老人斑」は、認知症の症状が出る20年も前からたまっていくことをご存知ですか?
怖いですよね。つまり、70歳で認知症を発症する人は50歳くらいから、認知症予防を意識しないといけないのです。
50歳でどう予防すればよいの?と思うかもしれませんね。
50歳というと、まだ働き盛りですよね。
働き盛りの年代は、しっかり働いて、脳も働かせましょう。
また、外で働くことだけが仕事ではありません。家事も仕事です。
特に、料理をすることは、認知症予防に最適なんです!
料理は段取りを考え、同時にいくつもの作業を行います。「同時にいくつもの」という点が予防に最適です。
また、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症といった生活習慣病は、認知症のリスクとなります。生活習慣病を予防もしくは治療するようにしましょう。
禁煙は大前提、そして飲酒は適量、ストレスをためない、適度な運動、質の良い睡眠など、
体のためになることをしてください。
当たり前のことのような気がしますが、忙しい日々を過ごす中では難しいことでもありますよね。

認知症予防の食事としては、「地中海食」が良いとされています。
地中海食とは、イタリアやギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている料理です。
魚介類を多く使用。
野菜、果物を毎日。
豆類、ナッツ類、全粒粉などの未精製の穀物を毎日。
・油はエキストラバージンオリーブオイルを使用。
このような特徴のある料理です。
魚介類や豆類などを多く食べる特徴は、和食とも似ていますね。
和食も認知症予防など体にとって良い食事です。ただし、減塩を意識するようにしてくださいね。
若いうちは特に、お肉料理に偏りがちではないでしょうか。
お肉を食べることも必要ですが、1日の食事のうち、お肉1回、魚介類1回は食べるように心がけましょう。
サバの水煮缶、ツナ缶、サケフレーク、しらす干し、お刺身、お寿司など、手軽に食べられるものもありますので、工夫してみてくださいね。

控えるべきものは、甘いお菓子、清涼飲料水、ファストフード、カップ麺などの加工食品です。どれも、認知症予防というより体のためにも控えた方がいいものばかりですよね。
認知症予防だからといって、特別な食生活を強いられるわけではありません。
若いうちから、一般的に体のためになる食生活を送れば良いのです。

認知症予防は、高齢になってからでは遅い!
若いうちから、勉強や仕事を頑張って脳を働かせ、
体のためになる食生活を送って、
元気なおじいちゃん、おばあちゃんになりましょう。

参考文献:目で見てわかる認知症の予防 秋下雅弘監修 成美堂出版
     今日からできる認知症予防の食事と生活 家庭栄養研究会編 食べもの通信社




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