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管理栄養士の健康コラム

vol251

【管理栄養士の健康コラム】Vol.251

8020達成で、いつまでもおいしく

今回はお口の健康についてのお話です。
皆さんは、かかりつけ歯科医を持っていますか?
昭和生まれの方々、歯医者さんは歯が痛くなったら行くところではなかったでしょうか。
1989年(平成元年)より、「8020運動」がスタートしています。
「8020運動」とは、「80歳になっても20本以上、自分の歯を残そう」という運動です。歯が20本あれば、入れ歯なしで食べ物を食べることができるのです。
「8020運動」がスタートする前は、8020達成者は10%にも届いていなかったそうです。
それが、2016年のデータでは、8020達成者が51.2%となっています。すごい成果ですよね。
平成、令和生まれの方々は、歯医者さんは歯が痛くならないために行くところとなっています。
歯の定期健診を受け、むし歯や歯周病を予防することが、8020達成につながるということですね。

むし歯や歯周病などで歯がこわれ始めるのは、60代です。
60歳を過ぎて歯がなくなってくると、食べられる食べ物が限られてしまいます。
やわらかい食べ物や汁物を好み、噛まないと食べられない食べ物は避けるようになってしまいます。
例えば、肉や食物繊維の多い野菜などは歯がないと食べられません。
そうすると栄養がかたより、栄養不足になってしまいます。
特にたんぱく質摂取が減ってしまうと、体がどんどん弱ってしまいます。
歯を20本以上残すことは、体の健康に大きく関わっているというわけです。

では、8020を達成するために、どのような食べ物を食べればよいのでしょうか。
基本は、「バランスの良い食事」です。
「バランスの良い食事」は、やはり、歯も含め体にとって重要なことです。
それに加えて、歯を丈夫にするためには、

たんぱく質」・「カルシウム」・「ビタミンD

を摂るようにしましょう。
たんぱく質は、肉、魚、大豆・大豆製品、卵、牛乳・乳製品など
カルシウムは、牛乳・乳製品、小魚、大豆・大豆製品、青菜など
ビタミンDは、魚介類、きのこなど
に豊富に含まれています。
カルシウムやビタミンDは不足しがちな栄養素ですので、積極的に摂るようにしてくださいね。

皆さん、8020達成を目指してみませんか?
日々の食事に気をつけて、かかりつけ歯科医で定期健診を受けましょう。
そして、80歳になっても、自分の歯で噛んで、おいしく食事ができるとよいですね。

参考文献:Q&Aでよくわかる口から健康まるごとBOOK 一般社団法人日本訪問歯科協会 現代書林






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