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管理栄養士の健康コラム

vol248

【管理栄養士の健康コラム】Vol.248

子どものむし歯予防

今回はむし歯予防のお話です。
むし歯は、子どもの時期の予防がとっても大切だということを知っていますか?
子どもの時期に保護者がどれだけ予防してあげるかどうかで、大きく違ってきますよ。

むし歯の最大の原因は、むし歯の原因菌の一つ「ミュータンス菌」です。
ミュータンス菌は、食べ物や飲み物の糖分をエサにして酸を作り放出します。これによりむし歯が作られます。
ミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しません。
生まれた後、まわりの人から感染します。
つまり、むし歯は、人から人に感染する「感染症」なのです。
どのようにして感染するかというと、

・大人が同じスプーンや箸で子どもに食べさせる
・大人が噛んだものを子どもに与える
・ペットボトルの回し飲み

などが例としてあげられます。
ですので、ミュータンス菌に感染しないような環境を作ってあげてくださいね。
子どもに感染させないように気をつけることで、むし歯予防の大きな効果を得ることができます。乳歯が生えそろうまでは特に感染させないように注意しましょう。

むし歯のもう一つの原因は、「食習慣」です。
子どもの間食の時間を決めている保護者の子どもには、むし歯がない割合が高いというデータがあります。
甘いお菓子やジュースのだらだら食べがもっともNGです。糖分がむし歯菌のエサになるのですから、いつもいつもエサが豊富な口の中では、むし歯菌が大喜びというわけです。
ですので、間食は決めた時間にだけ食べる習慣をつけてあげてくださいね。
そして、甘いお菓子やジュースに偏らないようにしましょう。
成長期の子どもにとって間食は、第4の食事です。
栄養の補給と考えるとよいですね。
間食のおすすめとして、
牛乳、乳製品、イモ類、季節の果物、おにぎり、食パンやロールパンなどいかがでしょうか。
また、間食は楽しみなものです。時には手作りもよいですね。
蒸しパン、プリン、人参ゼリーなど、作ることも食べることも楽しめると素敵ですね。

子どもの時期のむし歯予防で、その後の長い人生、歯が丈夫で過ごせるようになります。
むし歯の正しい知識をしっかり持って、子育て頑張っていきましょう。

参考文献:
むし歯・歯周病の最新知識と予防法 倉治ななえ監修 日東書院
子どもの歯口食の問題をめぐる育児支援ガイド 小児科と小児歯科の保健検討委員会編集 日本小児医事出版社    






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