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管理栄養士の健康コラム

vol246

【管理栄養士の健康コラム】Vol.246

子どもの身長を伸ばす

日本人の平均身長の増加傾向が、昭和時代とともに止まったことをご存じですか?
昭和時代は、親よりも身長が高くなる子どもが多かったのですが、今はそうでもありません。
健康な成長に必要な要素は、
①睡眠 ②栄養 ③運動 です。
平均身長の増加が止まったのは、今の子どもたちにとって、この3要素が十分ではない可能性があるといえるでしょう。
身長は、思春期にぐっと伸びて、そのあとは止まってしまいます。ですので、中学校を卒業する頃までは特に、
①良く寝る ②しっかり食べる ③適度に体を動かす
を心がけましょう。

では、身長を伸ばすためにどのような栄養をとればよいのかについてお話ししようと思います。
ポイントは
「たんぱく質をしっかり摂って、脂質を摂りすぎない」
です。
身長を伸ばすためには、体を作る材料となるたんぱく質が不可欠です。
ただし、脂質を摂りすぎると太る原因となります。
肥満児は早熟傾向のため身長の伸びが早く止まることが多く、肥満はよくありません。
たんぱく質が豊富な食べ物は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などです。
これらの食べ物を1日3食、食べるようにしましょう。

「たんぱく質をしっかり摂って、脂質を摂りすぎない」ためには、和食がおすすめです。
和食でよく使われる食材の、魚、大豆、大豆製品は、たんぱく質は豊富で、脂質が少ないからです。
魚、大豆、大豆製品が足りていないと思われたら、今までよりプラスしてみてくださいね。
肉は脂質が多いことが問題ですが、良いたんぱく質源です。
脂質を減らす調理法で問題は解決できます。
茹でたり、蒸したり、網焼きにすると良いですよ。

加えて、知っておいてもらいたい和食の便利な食材があります。
それは、乾物です。
カルシウムは骨を作るのに必要な栄養素ですが、不足しがちな栄養素でもあります。
乾物(高野豆腐・切干大根・乾燥ひじき・桜えび・ごま・乾燥わかめなど)には、カルシウムが豊富に含まれています。
保存もできますので、優れものですよ。

「たんぱく質をしっかり摂って、脂質を摂りすぎない」食事で、ぜひ、子どもの身長を伸ばしてあげてください。
未来ある子どもたちが、健康ですくすく成長することを願います。

参考文献:子どもの身長を伸ばす成長食レシピ 額田成著 PHP研究所






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