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管理栄養士の健康コラム

vol245

【管理栄養士の健康コラム】Vol.245

旬の野菜「えんどう豆」と「リジン」

春の陽気を感じ、豆ごはんを作ろうかとなんとなく思ってスーパーに行くと
うすいえんどう」が広告の品で並んでいたので、思わず買ってしまった今日この頃です。
えんどう豆の中でも、「うすいえんどう」の多くは和歌山県が産地で、関西では春の旬の野菜として親しまれています。

今回は、えんどう豆について、ちょっと詳しくなってみませんか?
グリーンピースとは違うの?
どんな栄養があるの?
などなど、お伝えしたいと思います。

では、えんどう豆の種類について簡単に説明しましょう。
えんどう豆グリーンピース、それに加えてさやえんどうは、元は同じ苗から育つ野菜でした。それが様々な品種改良が行われ今に至っています。
収穫順に並べると、さやえんどう→グリーンピース→えんどう豆となります。

さやえんどうは、早採りしてさやごと食べます。
さやえんどうにはいろいろな品種がありますが、中でもさやが薄い品種の「きぬさや」は、日本で一番栽培されているさやえんどうです。
また、「スナップえんどう」は、アメリカで品種改良されたさやえんどうの品種で、豆が太っていてさやも肉厚です。今では馴染みのある野菜となりましたね。

グリーンピースは、豆がある程度熟したやわらかい状態で収穫されます。青臭さがあるので、好き嫌いが分かれる野菜ではないでしょうか。
缶詰や冷凍加工されることが多いです。

えんどう豆は、完全に熟した状態で収穫されます。
日本では古くから栽培されていて馴染み深い野菜です。
グリーンピースより皮が薄く、青臭さも少ないです。

よく似た緑の豆達ですが、このように収穫時期によって、呼び名は変わるというわけです。

では、えんどう豆にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。
豆の部分に含まれる「リジン」という成分に注目してみましょう。
「リジン」は必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は体内では充分に合成されないアミノ酸のことで、必須アミノ酸は食事から摂る必要があります。
ですので、必須アミノ酸の「リジン」を含むえんどう豆は、ぜひとも食べていただきたい野菜なのです。
「リジン」は、体の成長には欠かせない成分です。
疲労回復、骨や血管の健康、肝機能強化が期待できます。
また、脳細胞を活性化し、集中力を高めます。
子どもから高齢の方まで、どの世代にとっても必要な成分ですね。

えんどう豆を食べると、なんだか元気になれそうですよね。
「リジン」で元気になれたら、新しいことを始めてみようかなという気持ちになります。
えんどう豆で春を感じながら、おいしく召し上がっていただけると嬉しいです。

参考文献:NHK出版からだのための食材大全 NHK出版





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