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管理栄養士の健康コラム

vol239

【管理栄養士の健康コラム】Vol.239

旬の野菜「さつまいも」で腸美人

涼しくなり、さつまいもの季節がやってきました。
さつまいもは、おかずにも、主食にも、おやつにもなる野菜ですね。
「ドラえもん」のしずかちゃんは、「焼き芋」が大好き。
「鬼滅の刃」の煉獄杏寿朗は、「さつまいもの味噌汁」が大好き。
今回は、そんな人気者のさつまいもの栄養についてのお話です。

さつまいもの主成分は、炭水化物です。
また、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB1、カリウムなどのビタミンミネラルなども含まれています。
さつまいもの栄養は、それだけではありません。
さつまいもには、腸内環境を整えて、便秘を解消する栄養素がいろいろ含まれているのです。

さつまいもに含まれる便秘解消4大栄養素は・・・
食物繊維』 『レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)』 『オリゴ糖』 『ヤラピン
です。

『食物繊維』は、体内で消化されにくい成分で、排便を助ける働きをします。
水にとけてゲル状になり便をやわらかくしたり、便の量を増やしたりするなどして、排便を促します。

『レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)』は消化されにくいでんぷんで、腸に届き善玉菌のエサとなります。
エサになることで善玉菌は増え、腸内環境を整えます。
また、便の量を増やし、排便を促す働きもあります。

オリゴ糖は、レジスタントスターチと同じく、善玉菌のエサになり、腸内環境を整えます。

『ヤラピン』は、さつまいもを切ると出てくる白い液で、腸のぜん動運動を促したり、便をやわらかくしてくれたりします。

このように、さつまいもには便秘解消の優れもの栄養素がたっぷりつまっています。

便秘は女性に多いと思いがちかもしれません。
実際、50歳未満は圧倒的に女性に多いです。これは女性ホルモンの影響もあります。
ただ、高齢になると、男女ともに便秘は多くなります。
排便に関係する神経や筋肉の働きが衰えるためです。
ですので、現状、便秘で悩んでいない男性も、無関係ではないので気をつけてくださいね。
便秘がちになった時、むやみやたらに下剤を服薬するのはおすすめできません。
まずは食習慣の見直しをしましょう。
その時、「さつまいも」はきっと役に立ちますよ。
秋は、さつまいもを食べて、皆さん、腸美人になってくださいね。

参考文献:食べてすっきり、おなかにやさしい便秘解消の毎日ごはん 川邉正人監修 女子栄養大学出版部
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行





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