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管理栄養士の健康コラム

vol238

【管理栄養士の健康コラム】Vol.238

月経時のセルフケア

今回は、月経時の食事についてのお話です。
月経に伴う不快な症状は女性特有のものです。
お腹や腰などに重いようなにぶい痛みがあったり、全身がだるかったり、また憂鬱な気分になったりします。
このような症状には個人差がありますが、ひどい人にとっては大きな悩みになってしまいますよね。
1か月に一度、月経の度に、仕事や勉強のパフォーマンスが低下してしまうのですから。
その上、月経に伴う不調は、周りに言いづらかったり、共有しづらい場合も多いでしょう。
また、月経でつらいことを当たり前だと思って、我慢してしまう場合もあります。
けれど、我慢しないでくださいね。
まずはセルフケアをしてみましょう。
ストレス解消、ストレッチ、マッサージなども効果的です。

月経時の食事についてですが、
これからの季節は、「冷え」が大敵です。
体を温める食べ物を食べましょう。
生姜、人参、山芋、れんこん、大根などおすすめです。
根菜類などの冬野菜を食べるとよいですよ。
また、温かいハーブティー、温かいココアなどは、体を温め、リラックス効果も期待できます。

血流を良くするビタミンEも摂りましょう。月経痛予防にもなります。
ビタミンEは、アーモンド、落花生、うなぎ、大豆、モロヘイヤ、玄米などに含まれています。

貧血予防も大切です。
レバー、牛肉、あさり、小松菜、切干大根、ひじきなどがおすすめです。

それでも、症状がひどいようでしたら、気軽に婦人科に相談してみてくださいね。
月経痛で悩む人もいれば、月経不順で悩む人もいます。
月経に関しては悩みが人それぞれです。
今まで周期的にあった月経が、妊娠や閉経などの理由がないのに来なくなってしまった場合、3か月放置しないようにしましょう。早めに受診してください。
ストレス、ダイエット、摂食障害、度を越した激しいスポーツなどの理由で月経が来なくなる場合があります。
不妊につながってしまう恐れがありますので、軽視しないでくださいね。

ひと昔前に比べると、社会も変化してきました。
月経管理アプリなど無料で手に入りますし、知りたい情報をネットで簡単に検索できるようになりました。
女性の月経のことは、女性だけでなく、男性も含め社会全体で知ることが大切です。
月経のこと、そして、妊娠、出産、更年期の女性特有の変化を社会全体で認知し、計画的に人生設計をしていく時代になりつつあります。
そうなることで、仕事のパフォーマンスは上昇し、利益が生まれます。
また、少子化を食い止めることにもつながります。
先日、中学生の女の子が、同級生のボーイフレンドに
「月経でお腹痛い時は、無理せず言ってね」
と声かけしてもらったエピソードを耳にしました。
中学生の言葉とは思えず、驚きとともに、時代の変化を実感しています。
子どもたちの世代は、女性が月経痛を我慢することのない新しい時代になるのかもしれません。
今の大人たちがそうなるよう、良い流れを作っていけるとよいですね。

参考文献:女医さんが教えてくれた女性ホルモンがわかる本 網野幸子監修 主婦と生活社
     生理(月経)のトラブルがつらいときの本 対馬ルリ子著 小学館

関連コラム:【管理栄養士の健康コラム】Vol.237 PMS(月経前症候群)とうまく付き合おう




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