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管理栄養士の健康コラム

vol203

【管理栄養士の健康コラム】Vol.203

炭水化物ってどんな栄養素?

今回は「炭水化物」についてのお話です。
炭水化物はとっても大切な栄養素です。
血糖値が高い人は、炭水化物を控えないといけない場合もありますが。
どんな栄養素なのか、知識を深めてみましょう。

炭水化物は、生理学的には、
人の消化酵素で消化できる「糖質」
消化できない「食物繊維」に分類されます。
「糖質」「食物繊維」も、よく耳にする言葉ではないでしょうか。
炭水化物の中の糖質の大きな働きは、エネルギー源になることです。
人間はエネルギーなしでは生きてくことができないので、炭水化物は不可欠な栄養素といえます。
脂質もたんぱく質もエネルギー源にはなるのですが、脳や神経組織は、糖質であるブドウ糖しかエネルギー源として使えません。
ですので、ブドウ糖がひどく欠乏してしまうと、中枢神経症状があらわれたりします。
それが進むと昏睡に至ることもあります。

脳がエネルギーを使って元気に働くためには、炭水化物を摂る必要があるというわけですね。
子どもの学習能力をアップさせるためには、朝食で炭水化物を摂っておくと良いですよ。
午前中の授業からしっかり頭が働きます。
大人においても、午前中から頭の回転が良くなりますので、仕事を要領よくこなせるのではないでしょうか。

炭水化物を多く含む食べ物は、穀類のご飯、パン、めん類などです。
かぼちゃ、とうもろこし、いも類などにも豊富です。
食品の中でもっとも炭水化物の含有量が多いのは砂糖です。
その砂糖を使っているジュースやお菓子は、必然的に炭水化物が豊富な食べ物となります。
ただし、砂糖を摂りすぎると、肥満や高血糖、虫歯につながってしまう恐れがありますので気をつけましょう。
「甘いものは食べないが、ラーメンは大好き」という人も多いですよね。
ラーメン替え玉をおかわりするとか、 ラーメンとチャーハンの炭水化物と炭水化物のセットを日常的に食べていたりするのも、好ましくありません。
炭水化物(糖質)を摂りすぎると、高血糖や肥満、生活習慣病など、健康を維持できないリスクが増えてしまいます。
ご自身の食事を振り返ってみて、炭水化物を摂りすぎていないか確認してみてくださいね。

炭水化物は、エネルギー源として大切な役割をしています。
ですが、炭水化物(糖質)の摂りすぎは好ましくありません。
このことをふまえて、炭水化物を適量摂り、これからも元気に過ごしましょう。

参考文献:日本人の食事摂取基準2020年版 伊藤貞嘉/佐々木敏監修 第一出版









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