管理栄養士の健康コラム

【管理栄養士の健康コラム】Vol.193 朝ごはんをしっかり食べよう

今回は朝ごはんの大切さについてお話しします。
外出自粛や学校の休校が続きましたが、皆さまの生活リズムはいかがでしょうか。
食生活においては、３食きちんと食べられてますか？
「バランスの良い食事」「野菜たっぷり」「たんぱく質をしっかり」など、いろいろ意識
しなければいけないことはありますが、やはり基本は「３食きちんと食べること」です。
もし、３食食べられていない人がいましたら、ぜひともコラムを読んでみてくださいね。
１日２食しか食べない人の中では、朝ごはん抜きの場合が最も多いです。
しかしながら、朝ごはんは３食の中で一番大切です。
１日活動するために必要なエネルギーを、朝食で、補給しなければいけないですよね。
睡眠中もエネルギーを使っているので、起きた時は、エネルギー不足、特に脳は腹ペコ状
態なのです。
起きたらすぐにでも食べ物を食べてエネルギーを補給しないと、午前中はぐったりしたり
、ぼーっとしたり、時にはイライラしたりすることになってしまいます。
朝ごはんを食べない理由として、「食欲がない」「食べる時間がない」が多数です。
なぜ、食欲がないのか、原因は人それぞれ。一度、なぜなのか考えてみてくださいね。
・夕食の量が多すぎませんか？
→腹八分目にしてくださいね。食べすぎて寝ると、消化に時間がかかり、消化不良で胃も
たれを引き起こします。
・夕食のおかずは油っぽくないですか？
→これも同様、油っこい食べ物は消化に時間がかかります。
・夕食後にすぐ寝ていませんか？
→すぐ寝ると消化不良を起こすので、夕食の時間を早める工夫をしましょう。
また、朝、時間にゆとりがない場合、朝ごはんを食べる時間はとれないでしょうし、起き
てすぐは空腹感を感じにくいのが普通ですので、食べる気もわきません・・・。
とにかく朝ごはんを食べるためには、早起きが大切というわけです。
子どもの朝ごはん抜きにおいては、親の事情や習慣が大きく関わっています。
朝ごはん抜きは、子どもの学力低下にもつながってしまいます。
各家庭で、３食（特に朝ごはん）をしっかり食べられるように、子どもの環境をととのえ
てあげてくださいね。
これから、暑い季節がやってきます。
ちょっと夏バテぎみという人は、朝ごはんにのどごしの良いものをチョイスしましょう。
朝にそうめんでも良いのです。ゼリーやスムージーなどもお勧めです。
トーストは食べる気がしなくても、フレンチトーストなら食べられたりもします。
そしてこれからの季節は、こまめな水分補給も忘れないようにしてくださいね。
コロナウィルスは終息したわけではありません。
油断は禁物だと思います。
免疫力をアップするには、やはりしっかり食べることが重要です。
これからも元気に過ごせるように、３食きちんと、特に朝ごはんをきちんと、食べていた
だけるとよいですね。






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