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管理栄養士の健康コラム

vol192

【管理栄養士の健康コラム】Vol.192

お酒との賢い付き合い方

外出自粛生活で、自宅でお酒を飲む機会が増えているかと思います。
飲み会をオンラインで楽しむ人もきっと多いでしょう。
お酒を飲むことは、適量を守れば、決して悪いことではありません。
ただし、過度な飲酒、未成年の飲酒、高齢者や持病のある人の飲酒、妊産婦の飲酒など、お酒が害となる場合がありますよね。
外出自粛がきっかけで、以前より飲酒量が増えてしまったということはありませんか?
今回は、自身の飲酒について見直し、お酒の適量を確認しておきましょう。

お酒の適量
ビールであれば、 500ml
日本酒であれば、 約1合
ウィスキーであれば、 ダブル1杯
ワインであれば、 ワイングラス2杯弱

チャンポンすると、飲みすぎてしまうので、気をつけてくださいね。
この適量は、男性でアルコール分解速度が普通の人の場合です。
女性は男性に比べるとアルコール分解速度が遅いですし、高齢者はアルコール分解能力が低下しています。
ですので、女性や高齢者は、この適量の目安より少なくしましょう。

また、未成年者に飲酒を勧めないようにしましょう。
未成年の飲酒は、家族との食事の時や冠婚葬祭で、親や周囲の大人に勧められることが多いです。
まだ体が未発達の未成年が飲酒をすると、依存症になりやすく、脳の神経細胞の破壊、睾丸萎縮、月経不順などを引き起こす可能性があります。

長期にわたる過度な飲酒は、健康な人であっても、体に悪い影響を与えます。
生活習慣病、食道炎、胃炎、肝臓や膵臓などの疾患、消化管のガン、貧血、睡眠障害、アルコール依存症とうつ病の合併など、危険がいっぱいです。

もし、飲みすぎて、二日酔いや胃もたれを感じてしまったら、お茶や水でしっかり水分補給をして、体を休めましょう。
消化の良いものを食べて、体に負担をかけないようにしてください。
食事は、低脂肪の鶏ささみや白身魚、油を使わない調理法のおかず、おかゆや雑炊、繊維の少ない野菜などがよいですね。
しじみ、あさりなどの貝類には肝機能を高めるタウリンが含まれています。
しじみやあさりのお味噌汁はお勧めですよ。

環境が変わっても健康を保つために大切なことは、生活リズムを変えないことです。
食生活のリズムは特に変えないようにしましょう。
飲酒量にも気を付けてくださいね。
皆様の健康を祈っています。

参考文献:あたらしい栄養学 吉田企世子・松田早苗監修 高橋書店
からだにおいしいキッチン栄養学 宗像伸子監修 高橋書店





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