【管理栄養士の健康コラム】Vol.18 ビタミンB6のお話 |
みなさんこんにちは。
山菜や筍などがちらほら市場に出てきて春の訪れが待ち遠しいですね。
さて、今回はビタミンB6についてお話したいと思います。
ビタミンB6は食物から摂ったたんぱく質を分解して
体のたんぱく質につくりかえる時などに働き、たんぱく質の代謝を助けます。
また、神経伝達物質の合成やホルモン作用の調整、脂質の代謝等にも関わっています。
免疫機能の維持にも関わり、皮膚炎の予防や、一部のアレルギーの症状を抑えることも研究されています。
ビタミンB6は腸内細菌によって体内でつくられるので、
不足することは少ないですが、不足すると神経障害や皮膚炎をおこします。
また、普通の食生活では過剰摂取もみられませんが、摂り過ぎると感覚神経障害がおこり、
手足のしびれなどがみられます。
不足も過剰も今のところ普通の食生活を送っている方は問題ありません。
ただ、ビタミンB6はたんぱく質の代謝に関わるので、プロテインを飲んでいる方は
その分ビタミンB6も必要になるのでしっかり食べて下さいね。
ピルを飲んでいる方、妊婦さんでつわりのひどい方、抗生物質を飲んでいる方も
ビタミンB6をしっかり摂取した方がよいと言われています。
ビタミンB6を多く含む食品としてはマグロ、カツオ、鶏肉、ピーマン、にんにく、
アボカド、バナナ、ピスタチオ等、肉や魚、野菜、色々なものに含まれています。
マグロはたんぱく質もビタミンB6も同時に摂れてしまうんですよ。
風邪の予防にも効果的なのでしっかり食べてしっかり動きましょう!
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アボガドマグロユッケ