【管理栄養士の健康コラム】Vol.167 お酒を飲む時の体に優しい食事 |
お酒を飲む時、どのような食事をしていますか?
少しでも体に良い食べ物と共に、お酒を飲みたいものですよね。
今回は、お酒を飲む時の体に優しい食事についてのお話です。
お酒を飲む時も、日頃の食生活と同様、栄養バランスの良い食事が大前提です。
適正カロリー、良質のたんぱく質、野菜たっぷりを心がけましょう。
食塩、動物性脂肪、油ものをとりすぎないことも大切です。
外食や中食では、どうしても食塩、動物性脂肪、油ものをとりすぎてしまいます。
自宅で、手作りのお料理を食べること、これは健康の第一歩といえます。
外食や中食の場合は、栄養成分表示をチェックしましょう。
食塩相当量は、1食3g以内におさえておきたいものです。
もったいないけれども、残すということも一つの方法です。
漬物、ソーセージ、ソース、たれ、味噌汁の汁などを残すことで、食塩をおさえることができます。
体のためにできそうなことから始めてみてくださいね。
しかしながら、控えることばかりも、ちょっとつらい・・・ですよね。
もっと食べてくださいねというお話もしておこうと思います。
お酒を飲む時は、ビタミンB群をしっかり摂りましょう。
体内の代謝をスムーズにしてくれるので、二日酔い予防にもなります。
ビタミンB群を豊富に含む食べ物は、豚肉、レバー、大豆、卵、チーズ、ナッツ類などです。
チーズやナッツ類は、おつまみとしても出番が多いですよね。
もちろん食べすぎは良くないのですが、これらの食べ物を積極的に食べるようにしてください。
また、タウリンは肝臓の薬ともいわれ、肝臓の負担を軽減してくれます。
牡蠣、たこ、ホタテ貝柱、ブリなどの魚介類に含まれています。
その他、ビタミンEを豊富に含む西洋かぼちゃ、アーモンドも良いですよ。
ビタミンUを含む、キャベツ、セロリ、レタス、アスパラガスもぜひ。
ビタミンUは聞きなれないかもしれませんが、胃の粘膜を修復する作用があると言われています。
次の日の胃もたれを防いでくれるかもしれません。
食べた方がよい食べ物はしっかり食べて、腹八分目を心がけ、お酒を楽しみましょう。
私は、20代の頃は、暴飲暴食をしてもへっちゃらだったように思いますが、年齢を重ねる度にそういうわけにもいかなくなってきました。
健康診断の結果からも、食生活に気を付ける必要性を感じつつあります。
お酒をいつまでも楽しむためにも、お酒を飲む時どのような食事が良いのかを考えてみてくださいね。
参考文献:
「肝臓にぐぐっと効く生活習慣」 主婦の友社
「あたらしい栄養学」吉田企世子・松田早苗監修 高橋書店
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