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管理栄養士の健康コラム

vol166

【管理栄養士の健康コラム】Vol.166

お酒の上手な飲み方

お酒は、飲み方しだいで、毒にも薬にもなります。
今回のコラムは、お酒と上手に付き合うためのお話です。

お酒に強い人、弱い人がいますが、この差が何なのか知っていますか?
これは、体質、つまり遺伝的なものであることがほとんどです。
アルコールを分解する酵素が多かったり少なかったりすると、お酒に強い、弱いの差が出てきます。
アルコールの分解能力が弱い場合、頭痛、吐き気、心臓がドキドキするなどの症状がすぐ表れてしまいます。
体質的にアルコールの分解能力の弱い人が、お酒を飲んで練習しても強くはならないので注意してくださいね。

気をつけなければならないのは、お酒に強い=体が丈夫というわけではないことです。
お酒の量が多ければ、肝臓はたくさん働き、くたくたになってしまいます。
血圧が上がったり、睡眠障害、貧血などの害も考えられます。
ですので、お酒は飲みすぎないことが大切ですね。

まず、適量を守りましょう。
個人差はありますが、種類ごとの目安です。

ビール500mⅬ
ワイン2杯
日本酒1合
ウィスキーダブル1杯
焼酎お湯割り1~2杯


チャンポンは避けましょう。味が変わると、どうしても飲みすぎてしまうからです。
一気飲みは危険です。その場の雰囲気に流されないよう、自身のペースで飲みましょう。
飲んで記憶をなくしたと自慢げに語る人もいますが、これはアルコールの影響が脳の神経細胞まで及んでいるわけで、決して自慢にはならないのです・・・。本当に気をつけてくださいね。

体をいたわるためには、食べながら飲むことです。

飲む前に食べる。
ゆっくりと食べながら飲む。
お酒の合間にソフトドリンクを飲む。

こんな風にお酒を楽しめるとよいですね。
喉がからっから、空きっ腹に、冷たい生ビール!には誘惑されそうですが、体には良くないということを知っておいてください。

飲めない人、飲まない人への配慮を忘れないことはとても大切です。
女性は男性より、アルコールの分解速度が遅いです。
男性と同じようにいきません。
また、加齢とともにアルコールの分解能力が衰えてしまいますので、高齢者も気をつけましょう。
いつまでも若い頃と同じようにはいかないというわけです。

誰かと一緒に食事をする、お酒を飲むということは、とても素敵なことです。
その場にいるみんなが楽しめるとよいですね。


参考文献:
 「意外と知らないお酒の科学」 齋藤勝裕 C&R研究所
 「肝臓にぐぐっと効く生活習慣」 主婦の友社


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