【管理栄養士の健康コラム】Vol.159 行事食シリーズ「主婦をねぎらう小正月」 |
お正月はいかがお過ごしでしたか?
私は帰省をし、仕事などの日常のことは忘れて、のんびり過ごすことができました。
私のようにのんびり過ごす主婦もおりますが・・・、年末年始こそ忙しい主婦の方が多いことと思います。
今回は、小正月(こしょうがつ)という行事についてのお話です。
小正月は、女正月とも言われ、年末から忙しくしていた主婦をねぎらう、という素敵な行事です。
(それに対し、元旦は、大正月と言い、男正月と言われます。)
また、農業の豊作や家族の無病息災を願うなどし、暮らしに密着していることが特徴です。
小正月は、1月15日です。もうすぐですね。
この日にどんなことをするのかというと、一つは、「もち花」を飾ります。
柳の枝に紅白のもちをつけた飾りで、農業の豊作を願います。
その他には、左義長(さぎちょう)を行います。
左義長は、門松やしめ飾りなどの正月飾りや書き初めを燃やします。
そして、その煙にのって元旦にお迎えした年神さまが天上に帰るとされており、五穀豊穣や無病息災を願います。
左義長は、「どんど焼き」とも言われ、私の近辺の神社ではそう呼ばれています。
ですので、この呼び名の方が私には馴染みがあります。
1月15日くらいになると、やっと日常のリズムが戻ってくる頃でしょうか。
家族は仕事や学校が始まり、世の主婦は自分のリズムを取り戻し、ほっと一息つく頃のような気がします。
小正月は、疲れた体を十分にねぎらってくださいね。
また、この日はあずき粥を食べる風習があります。
あずきの赤色は邪気払いの意味があるからだそうです。
あずき粥を食べて、この1年の健康を祈りましょう。
今年も健康コラムをどうぞよろしくお願いいたします。
参考文献:
「子どもに伝える行事の由来と行事食」 すとうあさえ監修 メイトブックス
「イラスト版行事食・歳事食」 坂本廣子著 合同出版
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