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管理栄養士の健康コラム

vol136

【管理栄養士の健康コラム】Vol.136

行事食シリーズ 「節分」に何食べる?

もうすぐ節分ですね。
スーパーに行くと、福豆がずらりと並んでいます。
年々、節分に食べる豆の数が増え、「もっと食べたい」と思った子どもの頃を懐かしく思います。
今回は、そんな節分についてのお話です。

「節分」とは、季節の分かれ目という意味で、年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日のことを指しました。
旧暦では、1年の始まりが春ですので、立春の前日を大切とし、節分の行事として残りました。
昔は季節の分かれ目に邪気が出るとされ、邪気払いをするという意味から、鬼は邪気の象徴だったので、鬼を追い払うため豆をまくようになりました。
豆まきをして鬼を追い払うことは、中国の行事から伝わったのが始まりだそうです。

まく豆は、煎った大豆「福豆」です。
まいた福豆を年の数(もしくはプラス1個)を食べますよね。
そして、その年の無病息災を願います。
その他には節分に何を食べますか?
我が家は、恵方巻きを一人一本必ず食べます。
その年の縁起の良い方角に向かって、まあまあ太い太巻き一本食べ終わるまで、黙々と食べ続けるのです。
恵方巻きを食べるという風習は関西が始まりで、お寿司屋さんやのり屋さんが考え出したという説もあるそうですよ。
なかなか面白い風習ですよね。
節分のお料理は、地域によって違いがあるようで、いわし料理も関西が中心です。
いわしはにおいが強いため鬼を追い払う効果があると信じられていたようです。

その他、けんちん汁節分そばこんにゃく福茶などが節分の行事食としてあります。
けんちん汁は、関東が中心で、体を温めるために食べられました。豆を入れることもあります。
節分そばは、旧暦では立春が1年の始まりだったため、年越しそばの風習が節分そばとして残っているのだそうです。
こんにゃくは体をきれいにする効果があるということで食べられます。病気にならないようにという願いがあったのでしょうね。
福茶は、福豆(大豆)、塩昆布、梅干しを入れて飲む縁起の良いお茶です。
年を重ねると福豆を食べるのも大変ですよね。
福茶を飲むことは、福豆を食べるのと同じ効果があるので、福茶でほっこりするのもいいですね。
もしかしたら、私の知らない節分の行事食がまだまだあるのかもしれませんね。

豆まきの時のかけ声も、地域によって違うようです。
「鬼は外!」「福は~内!」が一般的かと思います。
それとは逆に、「鬼は内、福は外」のかけ声があるそうですよ。
地域によって、風習や食べるものが違うというのは面白いですよね、
節分だけでなく昔からの行事を大切にして、これからの子どもたちにも伝えていけるといいですね。

参考文献:
「子どもに伝える行事の由来と行事食」 すとうあさえ監修 メイトブックス
「イラスト版行事食・歳事食」 坂本廣子著 合同出版



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