ゲストさん、ようこそ|
ログイン

管理栄養士の健康コラム

vol137

【管理栄養士の健康コラム】Vol.137

冷えない体作り

寒い日が続きますね。
今年は雪が積もった地域も多いかと思います。
この寒さを乗り切るため、体の冷えを改善する方法を、今回は提案したいと思います。
特に女性にとっては、冷えは切実な悩みです。
そして最近は、子どもも冷えている?!かもしれません。

5,60年前の日本人の脇下の平均体温は、大人で36.8℃、子どもで37.0℃だったそうです。
いかがでしょうか。ご自身の脇下の平均体温と比べて高いと感じられる人は多いのではないでしょうか。
現在は、35℃台の人が増えているようです。

冷え症は万病のもと」と言いますよね。
実はその言葉の通りなのです。
体が冷えることで、代謝、免疫力が低下します。
そうすると、肥満、風邪、アレルギー、便秘や下痢など、体のあらゆるところに不調が見られます。
1日で最も体温が低くなる午前3時から5時の間、あらゆる病気の死亡率が一番高くなるそうです。
また、うつ病も、体温・気温の低い午前の方が症状は重くなりがちです。

冷え症の人は、まずは生活を見直してみましょう。
夏場であっても、エアコンをきかせすぎないこと。調整ができない職場などでは、夏場の防寒対策をしてくださいね。
冬場は、もちろん防寒対策必須ですが、お風呂は湯船につかりましょう。
シャワーだけでは温まりません。
特に若い世代の人たちや男性は、シャワーだけになりがちではないですか?
気をつけてくださいね。
時間に余裕があれば、お風呂以外で、足湯も良いかと思います。
下半身をしっかり温める方が、冷え症改善に効果があります。
ですので、靴下の重ね履きも良い方法ですね。

食生活においても、ちょっとした工夫をして、冷え症を改善しましょう。
① 旬のものを食べる
② よく噛んで食べる
③ 食べすぎない(腹八分目)
まずは、この3つの基本を試してみてください。
一見、たいした内容ではないと感じられるかもしれませんが、よく考えてみると現在の食生活においては、案外難しい3つの基本ではないでしょうか。
今の子どもたちにとっても、難しいと思いませんか?
どの季節でもいろんな食材が手に入り、やわらかいものを好んで食べ、食べたいだけ食べ物が豊富にあるのですから。
野菜においては、冬野菜が体を温めます。大根や人参などの根菜類が良いですね。
逆に夏野菜は体を冷やします。
例えばトマト・・・年中手に入りますが、冬場はスープやトマトソースなどにして火を通して食べることをお勧めします。

冷え症改善のために、サプリメントや色々なグッズに頼る場合もあるかもしれません。
しかしながら、少し生活を見直すだけで改善できることも、きっとありますよ。

冷え症改善には、生姜もいいですよね。
早速、今日のおやつは、紅茶にしょうが汁とはちみつでも入れて、温まりたいと思います。

参考文献:
 病気にならない「冷えとり」健康法 進藤義晴著 海竜社


■□■□■ おすすめレシピ ■□■□■

カラダの芯まで温まる生姜スープ
おすすめレシピ



このページのトップへ
ラカント お料理教室レシピ集
コンテスト一覧
カロレピ!ポイントがもらえる!
管理栄養士の健康コラム
管理栄養士の健康コラム

レシピのリクエスト、ご感想をお聞かせください。

※ご返信を希望される方は「その他のお問い合わせ」をご利用ください。