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管理栄養士の健康コラム

vol133

【管理栄養士の健康コラム】Vol.133

和食のすすめ

皆さんは、年に1回以上は健康診断を受けていますか?
私自身は、会社勤めではなくなり、子育てに追われる生活になった頃は、つい忘れがちになっていました。
とはいえ、今は子育てが少し落ち着きつつあり、1年に1回健康診断を受けています。
若い頃は何の問題もなかったのに、近年はコレステロールが高めという結果で、愕然としました。
ふりかえると、子供が好きだからという理由で、ハンバーグ、カレー、オムライスなど洋食メニューを食べる頻度が高かった・・・と気づかされました。
気づきという点でも、健康診断って大切ですよね。

私の経験もふまえまして、皆さんにはぜひ和食を召し上がっていただきたいです。
そして、なぜ和食が良いのかを知っておいてもらえるとよいですね。

昔ながらの日本の食卓に並ぶおかずといえば、何でしょう?
ご飯、お味噌汁、焼き魚、煮物などでしょうか。
和食をよく食べる人は、大豆や魚介類を多くとっています。
そして大豆や魚介類を多くとる食生活の人は、野菜や海藻の摂取頻度も高いというデータがあります。
実は、大豆、魚介類、野菜や海藻は全て、生活習慣病予防の効果が期待できるのです。
食生活が欧米化すると、日本人は糖尿病になりやすいことが世界調査でわかっています。
人間の体というのは、そう簡単には新しい食生活に適応できません。
食生活に変化が起こると、体に負担がかかるのはしかたありませんよね。
今の若い世代は、和食の頻度が少なくなっているのではないでしょうか。
特に、大豆の摂取が減っていることは現状として考えられます。
大豆イソフラボンは、ガン化を促進する酵素の働きを抑える作用がありますので、大豆イソフラボンの摂取が少ないほど、乳ガンや前立腺ガンが増加するという研究データが発表されています。
また、カルシウムが骨からとけ出すのを防ぐ働きもありますので、魚と大豆を食べることは、骨を丈夫にすることにもつながります。
生活習慣病予防という観点からは、和食は大人だけに必要かと思いがちですが、骨を丈夫にするという観点では、子供にとっても必要ですよね。
今の子供は活動量が少ないと、子育てのいろんな場で聞かされます。
食生活の変化だけではなく、運動量の低下なども影響しているのだろうと思われますが、子供の骨折が多くなっていると日常的に感じています。

どの時代もそうなのかもしれませんが、子供たちも、その子供たちを育てる大人たちも、いろいろな時代の変化の中で、自分にあったものを見つけていかなければならず、本当に大変ですよね。
時代の流れに合わせることも、時には必要であったりもしますし。
とはいえ、時代は変わっても和食はすばらしい食事だと私は思います。
お豆の煮ものを作ってみると、意外に、我が子はおいしいと言ってもりもり食べました。
ハンバーグが好きと決めつけてしまっていたのかなと、私自身、少し反省です。
ただ和食の難点は、塩を摂りすぎることです。
ですので減塩の意識を忘れてはいけません。
また野菜や海藻をしっかり食べることで、ナトリウムの排泄を促す作用のあるカリウムを摂ることができますので、取り入れてみるのもいいですね。
和食中心の食生活に加え、野菜や海藻をしっかりとっていただけるとよいですね。

参考文献:
「大豆食のすべて」 主婦の友社編 主婦の友社



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