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管理栄養士の健康コラム

vol134

【管理栄養士の健康コラム】Vol.134

できそうでできない「よく眠る」こと

皆さんは何時間眠っていますか?
私は、午後11時~12時くらいに就寝したいのですが、小学生の子供とともに生活していると、午後9時や10時に就寝することもしばしば。
子供と一緒に寝てしまうというわけです。
そんな時間に寝てしまうと、周りからは「寝るの早すぎじゃない?」と言われることがよくあります。
小学4年の娘が言うのです。
「夜の9時に寝てると言ったら、友達に早いって言われる。皆、もっと遅い時間に寝てるんだって。」

日本人の睡眠時間は他国に比べて短いのだそうです。
それは、なぜなのか?
我が子との会話からは、遅くまで起きていることが「すごい」とか「かっこいい」といった感情がうかがえます。
日本人は、「寝ないで頑張ることが評価される」といった文化的特徴があるとのことです。
私自身、早く寝ると「もったいない」という気分になります。
そういった考え方が根付いているから、日本人は睡眠時間が短いのかもしれませんね。

ただ、1960年の睡眠時間の平均は8時間13分で、現在よりも1時間程度長かったというデータがあります。
また就寝時間は、16~65歳で午後9時~10時という人の割合が50%以上だったそうです。
就寝時間の早さに、少し驚きました。
1960年から現在に至るまでの世の中の変化に目を向けてみてください。
そうすれば就寝時間が遅くなったこともわかる気がします。
お店が遅くまで営業するようになり、買い物、外食が夜間でも可能になりましたよね。
自動車を所有する人も増え、何時でも移動ができるようになりました。
家にいても、テレビ、インターネットなど夜間に楽しめることが増えたようにも思います。
社会人になると残業で帰宅が遅かったり、学生にしても塾などで遅くに帰宅という場合もあるでしょう。
夜型になってしまう要因が増えた気がします。

とはいえ、「早寝早起き」が良いということは、皆さんわかっているのではないでしょうか。
「寝る子は育つ」「早寝早起き病知らず」といった言葉を一度は耳にしたことがありますよね。

現代の日本で、今の世の中で、いかに睡眠時間を確保するか、それはとても難しいことと思います。
そこで、生活リズムは変えられなくとも、よく眠るためにできることを見つけるというのはいかがでしょうか。
早く寝るために時間を作ることも大切ですが、深く眠れるように身体面から改善していくことも、一つの手だと思います。
睡眠時間だけにとらわれず、睡眠の質を上げるというわけです。
睡眠の質を上げるには、食事の内容や食事時間も大きく関わっています。
次回は、よく眠るためのコツを、食事などの観点からも提案できればと思っています。

参考文献:
「おもしろサイエンス 安眠の科学」 内田直著 B&Tブックス日刊工業新聞社



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