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管理栄養士の健康コラム

vol130

【管理栄養士の健康コラム】Vol.130

ノロウィルスに気をつけよう

今回はノロウィルス予防のお話です。
ノロウィルスによる食中毒や感染性胃腸炎は一年中発生しますが、特に冬場に流行します。
これからの時期が要注意ですので、どうすれば予防できるのか知っておいていただけるとよいですね。

ノロウィルスに感染すると、腹痛、下痢、嘔吐などの症状が現れます。
感染したことがある人はご存知だと思いますが、嘔吐はトイレに駆け込むのも間に合わないくらい急に起こります。

ノロウィルスに感染する原因の一つとして、ウィルスに汚染されたカキなどの二枚貝を十分に加熱しないで食べることで、体内にウィルスが入ってしまうことがあります。
ですので、感染の恐れのある二枚貝は生食せず、十分に加熱するようにしましょう。
しかしながら、二枚貝からの感染は、近年全体の10%以下とされており、
実は二枚貝の生食よりも、人から人へ感染する方がはるかに多いのです。
口から感染、触って感染、空気中から感染など複数の感染経路があります。

子供がいるご家庭、幼稚園や学校、老人ホームなど、嘔吐物、糞便を片付けることが度々ありますよね。
感染している人の嘔吐物や糞便は、ウィルスに汚染されています。
ですので、素手で片付けないように注意しましょう。

使い捨て手袋は必須です。マスク・エプロンもあるといいですね。
片付けが不十分だと、乾燥して空気中を舞い、口から感染してしまいます。
ノロウィルスは、乾燥にも強く2週間程度は生き続けるのです。

恐ろしいですよね・・・。

その他、人の手を介したものからの感染は非常に多いです。
感染した人の手によって汚染された食品、調理器具、ドアノブ、トイレ、電気のスイッチなど感染経路は多岐にわたります。
予防するには、基本とも言えますが、手洗いをしっかりすることです。
一般的に販売されている手のアルコール消毒ではノロウィルスをやっつけることができませんので、念入りな30秒以上の手洗いが重要です。
トイレの後は念入りな手洗いを2回することが望ましいでしょう。
指先、爪の周辺、手のしわが、不十分になりがちな部位です。
もし家族や同居者、身近な人にノロウィルスが疑われる症状があった場合は、いつも以上に念入りな手洗いをしてください。

うがいをすることも予防になります。
口からもウィルスが入ってきますので、うがいは外から帰った時はもちろんのこと、こまめに行ってくださいね。
冬場はノロウィルスに限らず、いろいろなウィルス感染の危険がありますので、うがいは大切ですね。

予防対策は、「手洗い」と「うがい」です。
すごく基本的なことですよね。
「ノロウィルスを広げず、受けず」を意識しましょう。
責任をもって行動し、ノロウィルスの流行を防ぐことができればよいですね。

参考文献:
「食品衛生学」 川城巌著 光生社


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