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管理栄養士の健康コラム

vol111

【管理栄養士の健康コラム】Vol.111

子供の食事のお悩み相談「早食い」「丸飲み」

小さいお子さんがいらっしゃるご家庭での食事は、にぎやかで楽しい反面、お母さんは落ち着いて食べられなかったりする場面も多いのではないでしょうか。
また、赤ちゃんのいるご家庭では、お正月のんびりするどころではなかったかもしれませんね。

子供の食事において、悩みを持っているお母さんもいらっしゃるかと思います。
今回は、よく相談のあるお悩みについて、お話いたします。
私の年少さんの甥っ子もそうなのですが、
食欲旺盛で「早食い」なんですね。
かまずに「丸飲み」している時もあるようにも見えます。
これの何が心配かというと、
早食いのまま大人になると、肥満につながります。
私の甥っ子タイプのお子さん、いらっしゃったら要注意です。
体のためには、よくかんで食べてほしいものですよね。
ではどうすればよいか?ですが、
「よくかみなさい」と注意したところで、なかなか直りません。
まずは、かまない理由に目を向けましょう。
子供によってそれぞれ違うかと思いますが、

・早く遊びに行きたい
・食欲がありすぎてかむことがもどかしい
・食べ物に集中しすぎて、どんどん口に入れてしまう

などの理由が考えられます。
そういう場合は、食事時間を楽しむこと、食事を通して家族やお友達と交わる楽しさを感じられるように援助してあげることが必要です。
食事中に会話をするだけでも、食事時間が長くなります。
ホットプレートやお鍋を囲みながらの食事を時々取り入れるのもいいですよね。
レストランでの食事も楽しいかと思います。
そのようにして、食事時間が楽しいという感覚を教えてあげるとよいですよ。

いつもいつもお子さんが丸飲みしていて、かむことが苦手なようでしたら、別の理由も考えれます。
離乳食の時期に、かむ練習がうまくできていない可能性があります。
離乳中期(生後7~8ヶ月)で、やわらかい食べ物をお口の中でゆっくり押しつぶす練習をするのですが、そこでうまく学習できていないのかもしれません。
そのような場合、その子にとって、普通の食べ物はかむことが難しいもの(かたいもの)なので、飲み込んでしまいます。
あごを鍛えるために「硬いものを子供に食べさせなければ」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、硬過ぎるとかまずに飲み込んでしまうクセがついてしまいます。
ですので、少しの力でかむことができるようなやわらかい食べ物から、かむ練習を始めるようにしてくださいね。

なにより、その子に合わせたペースで援助してあげることが大切だと思います。

参考文献:
「じょうずに食べる 食べさせる」 山崎祥子著 芽ばえ社

関連コラム:
【管理栄養士の健康コラム】Vol.108 赤ちゃんのお口の発達 Part1
【管理栄養士の健康コラム】Vol.109 赤ちゃんのお口の発達 Part2
【管理栄養士の健康コラム】Vol.110 赤ちゃんのお口の発達 Part3


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