【管理栄養士の健康コラム】Vol.81 病気やアレルギーから体を守ろう |
朝晩はずいぶん涼しくなり、気温差が激しい時期を迎えました。
体調を崩されたりしていませんか?
季節の変わり目はアレルギー症状も出やすい時期ですよね。
健康で、快適な秋を過ごすことができるよう、
今回は免疫力をアップさせる食事についてお話ししたいと思います。
「免疫」とは何か・・・。
外部から体に進入してきた菌や異物に対抗して、体を守ることです。
免疫力が高いと、病気にかかりにくかったり、かかっても症状が軽くすみます。
免疫として働いてくれる主役は、血液成分の「白血球」です。
「白血球」に含まれるリンパ球などが、免疫細胞として体内で働き、体に入ってきた菌や異物と戦ってくれているのです。
リンパ球の約7割は腸内に存在しているため、腸の健康は免疫力を大きく左右します。
では免疫力を高めるために、どのような食事をとれば良いのでしょうか。
・免疫細胞の材料となるたんぱく質をしっかりとる。
肉、魚、大豆、卵など
・腸を元気にするために整腸作用のある食品を継続して食べる。
ヨーグルト、納豆、味噌などの発酵食品
・免疫力を高めるミネラルが豊富に含まれている食品をしっかり食べる。
野菜、穀類、乳製品、魚介類など
これらのことを意識しながら、やはり主食(ご飯やパン)、主菜(たんぱく質中心のおかず)、副菜(野菜中心のおかず)がそろった、バランスの良い食事を心がけていただけるよいですね。
免疫力と深く関わるものは、食事だけではありません。
ストレスや寝不足は、免疫力を低下させてしまいます。
ストレスを感じている方は、ご自身に合ったリラックス法を見つけて、精神的な健康も大切にしてくださいね。
参考文献:
「臨床栄養学」 武田英二・中坊幸弘/編 講談社
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