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管理栄養士の健康コラム

vol79

【管理栄養士の健康コラム】Vol.79

症状別!脂質異常症対策
「中性脂肪値が高い」「HDLコレステロール値が低い」

いつも健康コラムを読んでいただきありがとうございます。
脂質に関連するコラムをこれまで6回に分けて書いてきました。
最後に、今回は「中性脂肪値が高い」「HDLコレステロール値が低い
場合の予防についてお伝えしたいと思います。
もしもご自身やご家族に当てはまる方がいらっしゃるなら、必見です。

まず、「中性脂肪値が高い」場合の予防についてお話ししますね。
中性脂肪が高くなる原因は様々です。
①肥満、脂質や炭水化物の過剰摂取、②代謝疾患(糖尿病など)、③遺伝的要因、④妊娠、⑤薬の副作用などが挙げられます。
それぞれの原因にあった予防法が必要となりますが、一般的には肥満、脂質や炭水化物の過剰摂取が原因であることが多いかと思いますので、それについての予防法をお伝えしますね。

肥満である場合は、やはり減量に取り組んでいただくことが第一歩だと思います。
食生活においては、まずは、炭水化物を控えましょう。
とりあえず白ご飯を減らそうと思いがちですが、食事を減らすことより、間食や飲酒を控えることをお勧めします。
甘いお菓子やドリンク、アルコールなどは特に中性脂肪を増やすので、これらを控えると効果てきめんですよ。
また、遅い時間の食事は中性脂肪を増やしてしまいますので、早めの夕食を心がけてくださいね。
帰宅が遅く、夕食が21時以降になる場合は、夕食の量を減らしましょう。
中性脂肪値は、その日の食事の内容で変化することもあり、減量で効果をすぐに感じとることができるかもしれません。
すぐに効果が見られるというのは、嬉しいことですよね。

また、肥満ではないけれども中性脂肪値が高い方の場合でも、炭水化物を摂りすぎていないか?アルコールが多すぎないか?を確認していただけるとよいですね。

次に、「HDLコレステロール値が低い」場合についてです。
HDLコレステロール値が低すぎると、動脈硬化を引き起こす要因となってしまいます。
予防としては、肥満であればやはり減量することが必要となります。
食生活では、トランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングを控えた方がよいでしょう。
脂肪酸の1種のトランス脂肪酸は、HDLコレステロール値を下げてしまうからです。
また、禁煙も必要です。喫煙はHDLコレステロール値を下げてしまいます。
その他、運動不足も解消しましょう。有酸素運動はHDLコレステロール値を上げてくれます。
ですので、ウォーキング、ジョギング、水泳などがお勧めです。

いかがだったでしょうか。
脂質には様々な種類があって、人が活動するための重要なエネルギー源である一方、摂り方次第では恐ろしい病にもつながります。
脂質異常症を改善し、これからも元気でお過ごし下さい。

参考文献:
 「日本人の食事摂取基準(2015年版)」 厚生労働省
関連コラム:
 Vol.73 疾病シリーズ 「脂質異常症」 脂質異常症はなぜいけないの?


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