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管理栄養士の健康コラム

vol53

【管理栄養士の健康コラム】Vol.53

水を飲んで元気になろう

猛暑が続き、テレビでは熱中症のニュースをよく耳にします。

熱中症は誰もがなりうるものですよね。
気をつけなければいけません。
熱中症対策の1つとして、水分補給はとても重要です。
今回は、「正しい水分補給」についてお話しますね。

水分は、主にどのようなもので補給していますか?
水やお茶と答えていただければ、問題ないですね。
もし、お酒、コーヒー、ジュースやスポーツ飲料などと答えた方は、要注意です。

まず、お酒やコーヒーなどに関してですが、これらは利尿作用があります。
お酒を飲む方は経験があるかと思いますが、飲み会の席でのトイレの回数が多かったり、飲酒後は喉がカラカラだったりしませんか?
概算ではありますが、1リットルのアルコールを飲むと、1.2リットルの水分が体から失われます。
つまりアルコールを飲めば飲むだけ、体内の水分量が減っていくことになるのです。
ですので、飲酒後の水分補給はもちろんですが、飲酒前にもコップ1杯の水を飲むと良いですね。

ジュースやスポーツ飲料に関しては、糖分の問題です。「果汁100%」や「スポーツ時の水分補給に」などの表示を見ると、体に良いと思いがちではないでしょうか。
しかしながら、飲みすぎると糖分のとりすぎとなり、決して体に良いものではありません。

厚生労働省のホームページでは、「あと2杯、水を飲みましょう」と記載されています。
「目覚めの1杯」「寝る前の1杯」のあと2杯の水を飲む習慣をつけましょうとのことです。
睡眠中のトイレが嫌で、寝る前に水分補給を控える方がいます。しかし、睡眠中も汗をかいたり、呼吸をすることで多くの水分が失われます。
睡眠中は水分補給ができないため、その結果として血液がドロドロになり脳梗塞を引き起こす可能性があります。
夏場は、もちろん熱中症の危険もありますよね。
ですので、「寝る前の1杯」が、命を救うと言っても過言ではないかもしれません。

喉が渇いた時には、すでに水分が足りていない状態です。
喉が渇いてからの水分補給はもちろんですが、喉が渇く前の水分補給も大切ですね。
飲酒前、睡眠前、スポーツの前、外出前、入浴前などにコップ1杯の水を飲むよう意識してみてはいかがでしょうか。

水分補給をまめにして、元気にお過ごし下さい。




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