【管理栄養士の健康コラム】Vol.44 カリウムについて |
もうすぐ4月ともなると暖かくなってきましたね。
「春といえば○○」
○○の中に皆さんは、何を当てはめますか?
お花見、新学期、花粉症など、人それぞれですよね。
私なら、「春といえば、春野菜」でしょうか。
春野菜を使ったお料理を毎日作り、春を感じております。
今回は、野菜や果物に多く含まれるミネラルの「カリウム」についてお話ししますね。
日本人にとって、カリウムは重要なミネラルです。
なぜかというと、カリウムはナトリウムとバランスをとり合う関係にあり、
ナトリウムをとりすぎると排泄してくれる作用があるからです。
塩分をとりすぎる傾向にある日本の食生活にとって、なくてはならないミネラルですね。
高血圧の方は、塩分を控えることが大切ですが、カリウムを摂取することは塩分を控えることと同様の効果があるとされています。
カリウムを摂取することで、血圧を安定させることができるのです。
カリウムを多くとりすぎても排泄されるので心配はありません。
ただし、腎機能が低下して排泄がうまくいかないと胃腸障害や高カリウム血症などの危険がありますのでお気をつけください。
カリウムは、いろいろな食品に含まれており、欠乏することは少ないでしょう。
特に野菜、果物、海草、大豆などに多く含まれています。
調理によってカリウムは損失してしまうので、生で食べられるものは「生で食べる」と効率良くカリウムを摂取できますよ。
サラダや手作り生ジュースはいかがでしょうか。
ただし、果物は糖分も豊富に含まれていますので、食べすぎには注意してくださいね。
野菜をしっかり食べることは、とても良いことですので、
これからの季節は、春野菜をしっかり召し上がっていただけるとよいですね。
■□■□■ おすすめレシピ ■□■□■
豆腐とアボカドのサラダ