【管理栄養士の健康コラム】Vol.40 骨粗鬆症について |
みなさん、こんにちは。
インフルエンザやノロウイルスが流行っていますね。
手洗い、うがいをして予防を心がけてくださいね。
今回は前回のコラムに絡めて骨粗鬆症についてお話します。
よくお年寄りがこけたりして簡単に骨を折ったりしますね。
あれは骨がもろくなっているからです。
骨を折ると寝たきりになって運動できなくなり、ますます骨がもろくなります。
腰が曲がっているお年寄りも日本人には多いですね。
これは乳製品を摂ることが日本人は少なく、背骨が押しつぶされて小さくなってしまうことが影響しています。
最近の若い方はダイエットをして必要な栄養素が十分に足らず、運動量も少ないため
成長期に貯めておかないといけないカルシウムなどが不足しています。
特に女性は閉経すると女性ホルモンの分泌が低下して骨粗鬆症が進みます。
ですから今の若い世代が年をとると骨粗鬆症の人が増えるのではないかと懸念されています。
骨を強くするためにはカルシウムだけでなく骨に負荷をかけて運動をすることも大切です。
例えば、宇宙飛行士さんは無重力の空間に行くので骨に負荷がかかりません。
そうすると帰還後筋肉も委縮し、バランスをとるため骨からのカルシウムも溶けているので歩行も困難な状態になっています。
これは人類が進化する過程での仕組みもあり、必要のないカルシウムは尿から出ていくようになっていることも影響しています。
そしてカルシウムの骨への沈着を助けるのがビタミンD。
ビタミンDは食べ物からと日光に当たることで皮膚からも作られます。
そして肝臓や腎臓で活性型のビタミンDに作り変えられて初めてカルシウムをサポートします。
若いうちからしっかりと栄養をとり、日光にも適度に当たって運動して休息をとり、
元気な老後を過ごすためにもバランスよく食べることを心がけて下さいね。
■□■□■ おすすめレシピ ■□■□■
小松菜とじゃこのナッツチーズ。