【管理栄養士の健康コラム】Vol.233 小松菜ってどんな野菜?~緑黄色野菜を食べよう~ |
小松菜は冬~春が旬の野菜ですが、1年中スーパーに並んでいて、
そのうえ料理しやすい、栄養価の高い野菜です。
今回は、そんな優秀な野菜「小松菜」について知識を深めてみましょう。
小松菜に含まれている主な栄養素は、
・β-カロテン
・ビタミンC
・鉄
・カルシウム
などです。
β-カロテンやビタミンCは、美肌効果がありますので、美容のためには欠かせない栄養素です。
鉄やカルシウムは、血液や骨の形成にかかわり、貧血や骨粗しょう症予防が期待できる栄養素です。
女性に摂っていただきたい栄養素がいっぱい含まれていますね。
小松菜には、鉄やカルシウムが、ほうれん草よりも多く含まれています。
また、ほうれん草と違って、下茹でなしでそのまま使えますので、料理しやすい野菜でもあります。
小松菜を購入する際は、茎の丈は短めで、葉が濃い緑色のものを選びましょう。
また葉脈が発達しすぎていないものの方がやわらかくておいしいですよ。
ここで少し「野菜」についてお話ししますね。
野菜には、色の濃い緑黄色野菜と色の薄い淡色野菜があります。
これらを比べると、緑黄色野菜の方が、ビタミン・ミネラルが多く含まれています。
緑黄色野菜は、切った断面も濃い色をしている野菜で、小松菜はもちろん、人参、トマト、かぼちゃなどがあげられます。
緑黄色野菜はビタミン・ミネラルが豊富なので、小松菜に栄養たっぷりなのも納得ですね。
野菜不足は、生活習慣病につながったり、栄養バランスが悪くなったりします。
ですので、野菜をたくさん食べるようにしましょう。
特に緑黄色野菜を積極的に食べることがお勧めです。
野菜不足な方は、今より少し多く野菜を食べられる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
小松菜は、茹でて冷凍保存できます。
時間のある時に冷凍保存し、すぐ使えるように常備しておくと、忙しい日に便利ですよ。
このように冷凍保存を活用したり、カット野菜を常備してみてください。
外食やテイクアウトの場合は、野菜のおかずを選ぶようにしてみましょう。
小松菜はもちろん、いろいろな野菜をたくさん食べて、栄養たっぷりの食生活を心がけられるとよいですね。
参考文献:春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行
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小松菜と油揚げの白だし炒め♪