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管理栄養士の健康コラム

vol228

【管理栄養士の健康コラム】Vol.228

りんごを食べて、疲れ知らず

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」と欧米では言われているほど、
りんごは、栄養たっぷりの果物です。
旬は10月~12月ですが、ほぼ1年中手に入る、身近な果物ですよね。
今回は、そんなりんごのお話です。

甘酸っぱいりんごの
「甘い」
「酸っぱい」
にも、栄養たっぷりです。
「甘い」には、ショ糖、果糖、ブドウ糖が含まれていて、これらは素早くエネルギーになります。
「酸っぱい」には、リンゴ酸やクエン酸が含まれていて、疲労回復の効果が期待できます。
ちょっと疲れたなぁ・・・という時には、りんごを食べて、元気を取り戻したいものですね。

皮の赤い色素には、ポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには、眼精疲労の回復、抗酸化作用の働きがあります。
ポリフェノールは、果肉にも含まれていますが、皮や皮の下に多く含まれていますので、よく洗って皮ごと食べるのがお勧めです。

その他、カリウムを豊富に含んでいます。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出してくれますので、高血圧を予防します。
りんごの産地の多くは、高血圧の人が少なめというデータがあるそうですよ。

また、水溶性の食物繊維であるペクチンを含んでおり、お腹の調子をととのえてくれます。
便秘解消や下痢の改善にも効果的です。

下痢の時には、皮ごとすりおろしたりんごを、食前に食べるようにしてみてくださいね。

りんごは生食できるので、手軽に食べられますよね。
食べる時は、よく洗ったりんごを皮ごと薄い輪切りにして、そのままかじる食べ方が、一番しっかり栄養をとることができますよ。
切った時に、中心に蜜があれば、十分に熟している証拠です。
ちなみに蜜の部分(中心部分)が甘いと思いがちですが、実は果肉よりも糖度が低い部分です。
とはいえ、蜜があると、熟した甘いりんごに出会えたわけですから、なんだか嬉しくなりますね。

りんごの品種は多いので、自分好みのりんごを見つけてみましょう。
青森県が名産のりんごをPRするために「ぷよりんご」というパズルゲームを作り、最近話題になりました。りんごの品種が覚えられそうなゲームですよね。
食べて、遊んで、りんごを楽しみ尽くして過ごせそうですね。

参考文献:春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行
読売KODOMO新聞2021年12月2日





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