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管理栄養士の健康コラム

vol217

【管理栄養士の健康コラム】Vol.217

旬の野菜「かぼちゃ」とビタミンE

蒸し暑い日が多い季節ですが、元気にお過ごしですか?
暑い夏も元気に過ごすために、
今回は栄養満点の夏野菜「かぼちゃ」のお話です。

「冬至にかぼちゃを食べると病気にならない」
と言われるので、冬野菜だと勘違いしがちなのですが、
かぼちゃは、夏野菜です。
病気にならないといわれるのは、かぼちゃが、栄養満点の野菜だからです。
保存がきくので、昔は、冬まで保存していたかぼちゃを冬至に食べていました。

どんな栄養素が豊富かというと、
ビタミンEは、全ての野菜の中でもトップクラスです。
その他、ビタミンC、β―カロテンも多く含まれています。
ただし、たんぱく質だけが足りていないので、より栄養バランスを良くするには、たんぱく質豊富な肉や魚と一緒に食べることをお勧めします。

かぼちゃの種類は3種類に分けられますが、西洋かぼちゃが主流でスーパーによく並んでいます。
購入する際は、果肉の色が濃く、種子がふっくらしていて、中のワタがみずみずしいものを選びましょう。

では、かぼちゃに豊富に含まれているビタミンEはどんな栄養素でしょうか。
ビタミンEは、若返りのビタミンと言われています。
抗酸化作用があるので、若返りだけでなく、動脈硬化の予防、認知症の予防も期待できます。
また、血行をよくするので、これもまた若返り効果にプラスですね。

ビタミンEは脂溶性ビタミンですので、水溶性ビタミンと違って、体に蓄積されます。
いくら若返りたいと思っても、サプリメントなどで摂取する場合は、過剰にならないように注意してくださいね。

ビタミンEの吸収率をアップするには、ビタミンEが豊富な食べ物と油を一緒に食べることです。
例えば、かぼちゃを、炒めたり、揚げたりして調理するのも良いですし、
油を使ったおかずと組み合わせて食べるのも良いですね。
食べ方を少し工夫するだけでも、栄養素の吸収率はかわります。

この夏は、かぼちゃを食べて、元気に乗り越えましょう。
そして、いつまでも若々しくいてくださいね。

参考文献:春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 吉田企世子監修 株式会社エクスナレッジ発行











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