【管理栄養士の健康コラム】Vol.21 ビタミンB12のお話 |
みなさん、こんにちは。
今回は前回のコラムでお話した葉酸と関係の深い
ビタミンB12についてお話します。
ビタミンB12は不足すると葉酸と同様に悪性貧血を起こします。
これは葉酸やビタミンB12が赤血球を作るのに重要な役割を持っているからです。
赤血球は約4か月で寿命がくるので体内で常に新しく作られています。
ビタミンB12と葉酸はお互い協力し合って赤血球を作っています。
また、葉酸がスムーズに働くためにもビタミンB12は不可欠なんです。
ビタミンB12は胃が健康な人は不足することはあまりないのですが、
胃壁から分泌される内因子と呼ばれるたんぱく質がビタミンB12を
体内に取り込むために必要なため、胃の摘出手術をされた方や、
高齢で胃酸の分泌量が減ってきた方などは吸収率が低下するので注意が必要です。
ビタミンB12が多く含まれている食品はアサリや牡蠣などの貝類、
サンマやレバー、牛乳などの動物性食品です。
野菜や果物にはビタミンB12が含まれていないためベジタリアンの方は
動物性食品もバランスよく食べることをオススメします。
ビタミンB12は末梢神経の傷を治すということで、
肩こりや腰痛などに効果があるとされています。
脳神経系の末梢神経にもいいのではないかということで
アルツハイマーに対する研究も進められているようです。
物忘れが最近ひどくなってきたなぁと思われる方は
ビタミンB12の摂取を心がけましょう♪
■□■□■ おすすめレシピ ■□■□■
クラムチャウダー