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管理栄養士の健康コラム

vol207

【管理栄養士の健康コラム】Vol.207

健康診断の気になる検査値「脂質」

今回は健康診断の「脂質」の検査値についてのお話です。
脂質の検査値は、血液中にどれくらいの脂質があるかを調べています。
脂質が血液中にあふれると、動脈硬化の要因の1つになりますので、定期的に調べる必要
があります。
脂質の検査値として
・LDLコレステロール
・HDLコレステロール
・中性脂肪
などがあります。
脂質が血液中にあふれると良くないのですが、どの値も低い方が良いというわけではあり
ません!
それぞれの特徴を知っておきましょう。
LDLコレステロールは動脈硬化を進行させる主役です。
悪玉コレステロールとも呼ばれています。
なので、これは悪者ですね。
とはいえ、LDLコレステロールも大切な栄養素です。
ただ血液中にあふれかえって利用されずに余ってしまうことが、病気の要因になってしま
うのです。
LDLコレステロール値が高いだけで病気になるのではなく、その他の要因も重なっている
ことが多いです。
タバコ、糖尿病、高血圧、ストレスなどが、病気になるリスクを上げてしまいます。
また、女性ホルモンはLDLコレステロールを下げる働きがあるので、50代前後で女性ホル
モンが減る時期にLDLコレステロール値が上がる場合が多いです。
閉経後LDLコレステロール値が上がって、即、病気になることはありませんが、その他に
病気につながる要因が重なっている人は、注意してくださいね。
次にHDLコレステロールについてですが、こちらは善玉コレステロールと呼ばれており、
悪者ではなく、味方です!
ですので検査値が低すぎると良くありません。
健康診断では、適正値であるかを調べています。
なぜ善玉と呼ばれているのかというと、余ったコレステロールを回収し、肝臓に運ぶ働き
があるからです。
つまり、血管壁をきれいにしてくれて、動脈硬化を防いでくれるというわけですね。
最後に中性脂肪についてですが、中性脂肪が多いとどうなると思いますか?
血液がドロドロ状態になり・・・血流が悪くなり・・・血栓ができやすくなり・・・動脈
硬化を引き起こしてしまいます。

また、中性脂肪が高くなると、善玉のHDLコレステロールが減ってしまう事態にも陥りま
す。
中性脂肪値が高い人は、肥満の場合が多いです。
食べすぎていたり、偏った食事をしたりしていませんか?
中性脂肪は、食事の改善で減らすことができます。
まずは、食べすぎていないか、自身の生活を振り返ってみてくださいね。

お野菜はしっかり食べるように心がけてくださいね。
バランスの良い食事は、健康に大きく関わります。
コロナ禍で大変な今だからこそ、他の病気にならないようにすることも大切ですよね。
これからも、動脈硬化を予防し、健康な生活を送りましょう。
参考文献:ちょっと心配な健康診断の数値がすぐにわかる本 和田高士監修 Gakken
医者に効けない検査値のホント 岡田正彦著 大和書房
NHKガッテン!コレステロール本当の健康新常識 主婦と生活社




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