管理栄養士の健康コラム

【管理栄養士の健康コラム】Vol.205 食べすぎ、肥満に、ご用心！「脂肪肝」予防について

お正月はいかがお過ごしでしたか。
食べすぎて、体重が増えたという人もいるかもしれませんね。
肥満は、見た目の問題だけではなく、体に悪い影響を与えます。
ですので、適正体重を維持することはとても大切です。
今回は、肥満が１つの原因で起こる「脂肪肝」という病気についてお話しします。
脂肪肝は、病名から連想される通り、肝臓の肝細胞に脂肪が過剰にたまった状態です。
脂肪肝の主な原因は、
①肥満
②過度の飲酒
③糖尿病
が挙げられます。
お酒を一切飲まない人でも、食べすぎや肥満から起こる脂肪肝も存在します。
脂肪肝を放置すると、肝硬変や肝がんへと進行する可能性があるので、注意が必要です。
では、脂肪肝を治すためにはどうしたら良いのでしょうか。
「減量をして、内臓脂肪を減らすこと」
です。
脂肪肝にならないために、食事で気をつけることは、
食べすぎないことですね。
お酒を飲みすぎている人は、休肝日を作りましょう。
食べすぎないようにといっても、1食抜くとかではなく、1日3食、規則正しく適量を食べ
てくださいね。
揚げ物など脂質の多いおかずや、丼ものや麺類などの炭水化物メインのものは、控えまし
ょう。
そして、たんぱく質、ビタミン、食物繊維は、摂ってほしい栄養素ですので、
主食＋主菜＋副菜のそろった献立がお勧めです。
主菜は、お肉やお魚などたんぱく質が豊富なおかずです。
副菜は、野菜のおかずです。
野菜をしっかり食べることで、ビタミン、食物繊維が摂れますよ。
食事以外では、適度な運動、十分な睡眠、ストレスをためないことも大切です。
もし、改善すべき悪い生活習慣がある場合は、改善できるよう意識してみましょう。
今メタボの人は、内臓脂肪を減らし、肝臓をいたわってあげてくださいね。
今年も、皆さんが、体も心も健康なことを願っています。




■□■□■　おすすめレシピ　■□■□■

しめじとレタスの中華しょうゆ炒め