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管理栄養士の健康コラム

vol170

【管理栄養士の健康コラム】Vol.170

行事食シリーズ「七夕」

七夕は、短冊に願い事を書いて笹竹に飾り、成就を願う日。
そして、この日は、年に一度、織姫と彦星が出会うことができる日。
素敵な日ですよね。
今回は、そんな七夕についてお話です。

七夕は、中国の「星伝説」と日本の「棚機女(たなばたつめ)」が結びついてできた行事です。
星伝説は、2つの星が神の怒りをかい、天の川をはさんで別れ別れになってしまい、年に1度会うことが許されるという伝説です。
そのロマンティックな伝説が、日本の棚機女(神様の布を織る女性)と結びつきました。
彦星の星は、わし座の1等星アルタイル、
織姫の星は、こと座の1等星ベガです。
7月7日、天の川を隔てて、この2つの星を眺めることができるとよいのですが。
日本は梅雨の時期です。
なかなか晴れた夜の空で見られる確率は低いですよね。
今年はどうでしょうか・・・?

そして、七夕の日には何を食べますか?
そうめんですよね。
そうめんは、裁縫で使う糸に似ていることから、七夕の行事食となりました。
そうめんは茹でて、そうめんつゆをつけて食べるのが一般的です。
七夕の日には七夕っぽく盛り付けると、より良いですね。
オクラの輪切りを星のように盛りつけると、七夕の雰囲気になりますよ。
可愛らしく盛りつけてみてくださいね。

笹竹に飾る七夕飾りについてもお話ししますね。
願い事を書く短冊は、5色の紙を使います。
青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)です。
これは魔除けの意味も含まれています。

その他の七夕飾りでは、
巾着…商売繁盛や金銭にまつわる願いを込めて飾ります。
輪つなぎ…夢が消えずにつながるように。
吹流し…糸を表しているので、裁縫や技芸の上達を願うものです。
網飾り…豊作や大漁を願います。
折り鶴…長寿を願います。
紙衣…着るものに困らないようにという願いが込められています。
このように、七夕飾りには、いろいろな意味があることをご存知でしたか。
今年は、折り紙でいろいろな七夕飾りを作ってみませんか?
そしていろいろな願いを込めてみてください。

笹竹に七夕飾りを飾り、そうめんを食べて、七夕の行事を満喫できるとよいですね。
伝統行事を自分自身が楽しむことはもちろん、子どもたちにも伝え、引き継いでいってほしいと思います。



参考文献:「子どもに伝える行事の由来と行事食」 すとうあさえ監修 メイトブックス
      「食で楽しむ年中行事12か月」 高橋司著 あいり出版



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