【管理栄養士の健康コラム】Vol.16 ナイアシンのお話 |
皆様、あけましておめでとうございます。
年末年始はいかがお過ごしでしたか?
さて、今回のコラムはナイアシンについてお話します。
ナイアシンってあまり聞き覚えがないという方多いのではないでしょうか?
実はビタミンB群の一種で、ほとんど呼ばれることはありませんがビタミンB3なんですよ。
主な働きは糖質や脂質、アルコールの代謝です。日本では欠乏症はほとんどみられません。
というのも体内でたんぱく質から合成されるので、ナイアシンをたくさん摂らなくても大丈夫なんです。
でも食事をきちんと摂らずにお酒ばかり飲んでいるとナイアシンが不足し欠乏症の症状が出ることが
あるので、お酒のお好きな方はバランスよく栄養を摂ってアルコールとよいお付き合いをして下さいね。
欠乏症の症状としては食欲不振、筋力の低下、皮膚の発疹などがみられ、慢性的に不足すると
ペラグラという病気になります。
ペラグラは日光の当たるところに発赤や水泡などの皮膚炎や下痢、精神神経障害などが現れ、
子供では成長障害がおこります。
ナイアシンが多く含まれる食品としてはカツオ、マグロ、イワシ、サバの魚類やタラコ。
牛、豚、鶏などの肉類やレバー、卵、牛乳、まいたけ等にも多く含まれます。
普通の食生活では摂りすぎることはないですが、大量に摂ると下痢や便秘、肝機能低下などが
現れることがありますので、サプリメント等を飲まれている方は注意して下さいね。
まだまだ寒さも厳しく乾燥もしていてインフルエンザ等流行ってきますので
皆様くれぐれも栄養を摂って手洗いうがい等の予防をしっかり行ってくださいね。
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