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管理栄養士の健康コラム

vol150

【管理栄養士の健康コラム】Vol.150

長寿の秘訣

お盆休みはいかがでしたか。
私は、実家に帰省しました。
自分自身の加齢を感じる今日この頃ですが、同じように両親も年をとっているのだと実感させられる帰省となりました。
いつまでも元気で長生きしてほしいと思いました。
ただ長生きするのではなく、「元気で」というのが重要ですよね。
今回のコラムは、元気で長生きするための食事についてのお話です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

日本は長寿国です。
そして、日本の中で最も長寿なのは沖縄県です。
その沖縄県にある大宜味村(おおぎみそん)という村をご紹介します。
ある研修会で大宜味村のことを知り、早速ホームページを検索してみました。
すると、長寿の里とされ、長寿の秘訣が載っているではありませんか。
大宜味村のホームページによると、食生活においての長寿の秘訣は、肉、豆類、野菜、果実を多く食べていること。
そして何よりも重要なポイントは、他県にくらべて食塩摂取量が少ないということです。
その理由として、新鮮な野菜がたくさんとれるため、漬物の習慣がないからだそうです。
また、沖縄の味噌汁は具沢山で汁が少ないです。
そういった沖縄ならではの食文化が、食塩摂取量が少ないことにつながっています。

日本食は世界的にも健康的な食事スタイルだとされています。
ただ、日本食は変化していますよね。
食の欧米化や朝のパン食。近年は米の量が少なくなり、肉や油脂類が多くなる傾向です。
健康的な食事スタイルだとされているのは、今の日本人の食事スタイルではなく、少し昔の食事スタイルと言った方が正しいかもしれません。
それは煮魚や焼き魚、野菜の小鉢、海藻や豆腐の味噌汁、白ご飯といった日本食です。
つまり豆類海藻緑黄色野菜などが豊富な献立というわけです。
そして、腹八分の心がけも大切です。
また沖縄県の食文化では、肉(特に豚肉)をよく食べます。
大宜味村では、お年寄りもしっかりたんぱく質を摂っています。
食塩摂取量が少ないということに加え、このような何でもバランスの良く食べる食習慣が、日本で長寿第一位となっている要因と言えます。

「元気で」長生きするための食事は、昔ながらの日本食が一番というわけです。
さらに減塩に取り組むことで、長寿への道が開けます。

食事に気をつけるだけでなく、元気に長生きするためには心の健康も大切ですね。
大宜味村のお年寄りは”生きている限り現役”という意識がすごく強いとのことです。
高齢になっても、いろんな用事を作って、できるかぎり忙しく過ごしてください。
そして、座ってばかりではなく、こまめに動いてください。
”生きている限り現役”、良い言葉です。
現役でいる限り、いくつになっても人生まだまだ楽しみですね。

参考文献:
 「百寿者の健康の秘密がわかった人生100年の習慣」 NHKスペシャル取材班 講談社
 大宜味村ホームページ http://www.vill.ogimi.okinawa.jp/village_longevity/


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