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管理栄養士の健康コラム

vol102

【管理栄養士の健康コラム】Vol.102

認知症予防の食事

1999年にアルツハイマー型痴呆症治療薬として「アリセプト」という薬が使用開始になりました。
これが認知症において初めての薬でした。
後には他の新しい治療薬も使用開始となっており、年々、認知症予防の分野は進歩しています。
そして日常生活においても、どのような運動をすればよいのか、どのような食事をすればよいのかなど認知症予防に関する論文が、たくさん発表されています。
できれば薬に頼らなければならなくなる前に、生活習慣を改善することで認知症を予防する(=認知症になるのを遅らせる)ことができるといいですよね。
今回は認知症予防の食事についてお話ししたいと思います。

認知症予防に効果がある食べ物の1つは、野菜です。
野菜に含まれるビタミンC、ビタミンE、βカロテンの抗酸化作用に予防効果が期待できます。
また葉酸というビタミンにも予防効果があるという研究結果があります。
いろいろな野菜をたくさん召し上がってください。
果物もよいですし、葉酸に関しては肉類のレバーにも多く含まれていますよ。

2つめにお勧めしたいのは、です。
青背の魚の脂には、脳の血流をよくする働きがあるからです。

その他、緑茶ブラックチョコレートなどにも認知症予防の成分が含まれているという研究結果もありますよ。

お酒好きにちょっと嬉しい情報もあります。
アルコールは、適量を心がけ、休肝日を週1日以上作ることができれば、害にはならず、認知症予防につながるらしい?です。
少量のお酒は、お酒を全く飲まないよりも、認知症予防に効果があるとのことなのですが、ただ、こういう情報を知ったからといって、日頃お酒を飲まない人が急に飲み出すことはお勧めできません。
そして、月に一度でも暴飲してしまうと、逆に認知症の危険度は増すということなので、なんともアルコールの管理は難しいものですね・・・。

注意していただきたいのは、食事だけでは認知症予防にはなりません。
体を動かすことも大切です。
規則正しい生活が大前提で、バランスの良い食事に加え、適度な運動をするのが最も効果のある予防法です。
認知症は生活習慣病が大きなリスクファクターとなっています。
つまり生活習慣病の予防は認知症予防にもつながります。
ですから、若い時からこれらを心がけた生活を送ることが、脳と体の健康維持に効果的というわけですね。


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