【管理栄養士の健康コラム】Vol.28 食中毒のお話 |
みなさんこんにちは。
湿度が上がり、ジメジメ、ベタベタして気持ち悪いですね。
夏は食品にもカビが生えやすく、食中毒も増えてくるので注意しましょう。
今回はそんな食中毒のお話をします。
気温の高い夏場は
冬場は常温でおいていても大丈夫な食品でも
すぐに傷んだり、カビが生えたり、腐ったり、菌が増えたりします。
食パンなど思いあたることありますよね。
食中毒予防の3原則は菌を①つけない、②増やさない、③やっつけるです。
①つけない
調理前や食前にはしっかり手洗いをしましょう。
爪が長い方は短くする方がいいですが、爪や指の間などもしっかり洗浄しましょう。
なるべく生野菜などから調理し、お肉や魚など菌がつきやすいものは
最後の方で調理するなど調理順を工夫し、作業途中もしっかりと手を洗いましょう。
器具や食器はしっかり洗浄したものを使いましょう。
手を拭くタオルもこまめに変えてくださいね。
②増やさない
調理後の食品は早く食べましょう。時間が経てば菌も増殖します。
すぐに食べない時は急冷し、冷蔵庫に入れましょう。
買い物をしたらすぐに冷蔵庫や冷凍庫にしまい、お肉などは買い物の最後の方に買いましょう。
スーパーのサービスの氷などを上手く使って下さい。車内放置は禁物ですよ!
暖かいものは完全に冷めてから冷蔵庫に入れましょう。
暖かいと冷蔵庫内の温度が上がり、他のものまで傷んでしまいます。節電にもなりますよ!
③やっつける
加熱する食品は中心までしっかりと加熱しましょう。
沸騰しても中まで火が通るまでしっかり調理して下さいね。
シンクや調理台なども水や栄養分でカビが生えやすくなっているのでしっかり掃除して下さい。
器具やスポンジなどもこまめに除菌するといいですよ。
他にも注意していただきたいのがペットボトルの飲料など。
携帯できるペットボトルは便利ですが、口をつけて飲むのでどうしてもボトル内に汚れたものが入ります。
知らない間に腹痛の原因になっていたりしますよ。
こまめな水分補給は大切ですが、1度開けたらなるべく早く飲みましょう。
夏は小さなペットボトルがオススメです!
最近は保冷剤や保冷バックなど昔に比べて便利なグッズが増えてきました。
みなさん工夫して楽しい夏を迎えましょう!