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管理栄養士の健康コラム

vol187

【管理栄養士の健康コラム】Vol.187

エネルギー源の炭水化物

エネルギー源となる栄養素は、なんといっても炭水化物です。
炭水化物は素早くエネルギーを作ることができます。
疲れた時に甘いものを食べると、元気になりますよね。
それは炭水化物がエネルギーを作っているからです。
今回は大切なエネルギー源となる炭水化物についてのお話です。

炭水化物は、糖質食物繊維に分類されます。
糖質の働きはエネルギーを作ることです。
脳や神経組織、体に必要なエネルギーを作るので、人間が生きていく上で欠かせません。
特に、脳にとっては、糖質であるブドウ糖が唯一のエネルギー源であり、とても重要です。
糖質が不足すると、脳のエネルギーも不足し、集中力が低下したり、イライラしたりすることがあります。
また認知症のリスクも高まる可能性が出てきます。
午前中から脳が活発に動くためには、朝ごはんでしっかり糖質を摂るようにしましょう。

また、糖質が不足すると、脂質やたんぱく質を使ってエネルギーを作るようになります。
普通の食事で炭水化物が不足することはほとんどありませんが、不足すると筋肉量が減ってしまうこともありますので注意してくださいね。
逆に糖質を摂りすぎると、肥満、高血糖や糖尿病のリスクが高まります。
ですので、バランスの良い食事が大切です。

食物繊維の方は、体内でほとんど消化できない難消化性炭水化物です。
食物繊維の働きは不要なものを体外に排出することです。
ですので、便秘予防に食物繊維は欠かせません。
食物繊維には、不溶性食物繊維水溶性食物繊維があります。
ゴボウサツマイモなどに含まれる不溶性食物繊維だけを多く摂りすぎると、腸内の水分が吸収されて便が固くなり、便秘が悪化する恐れがありますので注意しましょう。
ですので、水溶性食物繊維もしっかり摂るとよいですね。
水溶性食物繊維は、キノコ藻類に多く含まれています。

炭水化物を豊富に含む食材は、精白米、食パン、スパゲッティ―などが挙げられます。
主食・主菜・副菜の中で、主食に使われる食材です。
主食・主菜・副菜のそろった献立ですと、栄養バランスが良くなります。
しかし、ラーメンとチャーハン、スパゲッティ―とパンなどの組み合わせは、主食と主食の組み合わせになってしまい、炭水化物の摂りすぎにつながりますので気をつけてくださいね。

炭水化物は過不足なく摂ることが大切です。
エネルギー源となる大切な栄養素です。
炭水化物を毎日とって、勉強や仕事、運動を楽しんでいただけるとよいですね。

参考文献:正しく知れば体が変わる!栄養素の摂り方便利帳 中村丁次監修 PHP
子どもに効く栄養学 中村丁次監修 日本文芸社




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