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管理栄養士の健康コラム

vol185

【管理栄養士の健康コラム】Vol.185

たんぱく質をしっかり摂ろう

今回は3大栄養素のひとつ、「たんぱく質」のお話です。
たんぱく質はしっかり摂らなければいけない、大切な栄養素です。
たんぱく質にどのような働きがあるのかを知っておきましょう。

今の寒い時期、風邪が流行りますよね。
そういう時期こそ、たんぱく質を摂らねばいけません。
たんぱく質が不足すると、免疫力が低下してしまいます。
免疫細胞が十分に作られないからです。
その場合、感染症にかかったり、疲れやすくなってしまうのです。

また、筋肉や内臓など身体そのものを作るので、成長期の子どもにとっては欠かせません。
しかし、成長期だけでなく高齢になっても、たんぱく質は必要です。
たんぱく質が不足すると、筋肉量が減ってしまいますので、代謝が悪くなったり、転倒しやすくなります。
高齢になってから転倒すると、骨折、寝たきりといったことにもつながります。
いつまでも健康で元気でいるためには、たんぱく質をしっかり摂って筋肉量を保ちましょう。

高齢になると、どうしても肉の摂取が減ってしまいがちです。
動物性たんぱく質である肉には、たんぱく質以外にも、脂質・ビタミンB群・鉄なども豊富に含まれています。
肉を摂取することで、筋肉の低下に加え貧血も防ぐことができます。
ですので、肉も積極的に食べるようにしてください。
肉と魚が1:1程度になるとよいですね。

小さな子どもや高齢者は、肉はかたいから苦手という場合があります。
そういう時は、やわらかい部位を選んだり、薄切り肉を使ったりしましょう。
ミンチ肉を使う時は、ハンバーグや肉団子にするとよいですね。
片栗粉でとろみをつけると飲み込みやすくなったりします。

また、大豆、大豆製品、穀物、野菜には植物性のたんぱく質が含まれています。
大豆は畑の肉とも言われるぐらいです。
植物性のたんぱく質も摂るようにしましょう。

その他、たんぱく質の働きとしては、身体のエネルギーを生み出すことです。
炭水化物や脂質が不足気味の時に、たんぱく質がエネルギーとなります。

このように、たんぱく質の働きは、人間が生きていく上で不可欠です。
たんぱく質を摂るといっても、肉ばかり・・・魚ばかり・・・大豆ばかり・・・ではなく、いろいろな種類の食べ物を食べて、たんぱく質を摂っていただけるとよいですね。
たんぱく質をしっかり摂って、子どもも、大人も、元気いっぱいで過ごしましょう。


参考文献:正しく知れば体が変わる!栄養素の摂り方便利帳 中村丁次監修 PHP
子どもに効く栄養学 中村丁次監修 日本文芸社
健康寿命を延ばす高齢者の栄養と食事 成田美紀監修 池田書店


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