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管理栄養士の健康コラム

vol162

【管理栄養士の健康コラム】Vol.162

健康寿命をのばそう

平均寿命が長くなっても、男性で約9年、女性で約12年、支援や介護を必要とする期間があると言われていることをご存知でしょうか?
9~12年、かなり長いですよね・・・。
本人はもちろん、周りの家族にとっても、健康でいられる期間が長いほうが良いに決まっています。
今回は、そんな健康寿命を長くするための方法についてお話しします。

高齢者が健康でいるために、3つ大切なことがあります。
1つは栄養
食べることは生きることです。
高齢になると、食が細くなる場合があります。
年をとったら粗食で良い、肉よりも、あっさりした野菜だけで。
などと、おっしゃる方がいますが、これは間違いです。
高齢になっても、必要なたんぱく質量は若い頃と同じです。
ですので、たんぱく質が豊富な肉、魚、大豆、卵などはしっかり食べましょう。

2つめは、適度な運動です。
高齢になると、膝や腰が痛くてスポーツはできないという方も多いですよね。
スポーツが難しくても、家の掃除や、テレビを観ながらのストレッチでも良いのです。
座ってばかりいるのではなく、立ち上がって動くことが大切です。
トイレは我慢せず、こまめに行き、家の中でも動くようにしてくださいね。

3つめは、人付き合いです。
1人で家にこもらないこと。
人付き合いが容易くできる人もいれば、苦手な人もいるかと思いますが、健康のためだと思って、お出かけする用事を作りましょう。
人付き合いは、健康でいるためには、とても重要なことなんですよ。

高齢者の方は、この3つのことに気をつけて、健康を維持していただけるとよいですね。

年代によって、体は変化します。
働き盛りの世代では、メタボ対策が必要な場合もありますよね。
体の変化に沿って、食生活を見直ようにしていきましょう。
健康な人生をできるだけ長く楽しんでくださいね。

参考文献:
 「健康長寿 鍵はフレイル予防」 飯島勝矢編著 クリエイツかもがわ


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