【管理栄養士の健康コラム】Vol.26 梅のお話 |
みなさん、こんにちは。
梅雨入りにしたのに最近晴れが続き少し嬉しかったですね。
でも、そろそろ本格的な梅雨となりそうです。
梅雨の時期にスーパーなどで気になるのが梅です。
一時期しかない旬のものですね。
毎年、梅酒を作ろうと思っているのにモタモタしてたら
あっという間に青い梅がなくなってしまいます。
さて、今回はそんな梅のお話をしたいと思います。
梅は昔から食べられていますね。
私はおばあちゃんの漬けた梅干しが酸っぱくて塩辛くて苦手でした。
梅の木の近くを通るとなんとも甘酸っぱい良い香りがするので
青い梅を食べていい?と聞いてみると、毒だから食べてはいけないと言われました。
なんで毒なのに梅干しや梅酒はいいのか不思議でたまりませんでした。
未熟な青梅の核には中毒症状を起こす可能性のあるアミグダリンが含まれているため
加工して食さなければいけないんですね。
梅は若い間はリンゴ酸が多く、熟すにしたがってクエン酸が増えてきます。
梅に含まれるクエン酸やリンゴ酸、酒石酸は脂質や糖質の代謝を促し、
乳酸の筋肉への蓄積を防ぐので疲労回復の効果があります。
また、食欲増進効果もあり、ベンズアルデヒドという殺菌・解毒作用も梅にはあるので
お弁当に梅干しがいれられたり、梅酢を使ったりされています。
他にもβ‐カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、
ビタミンE、カリウム、カルシウムなどのミネラルも多く含まれます。
梅酒には実がかたい青梅、梅干しには果肉が厚くて黄色がかった梅が適していて
どちらも傷がないものがいいですね。
梅酒は漬けるお酒の種類で味も変わりますし、なかなか奥深いですよ。
私は今年、スポーツの後や仕事の後に飲む梅ジュースを作ろうかなと思っています。
今年はみなさんもぜひ手作り梅酒や梅干しに挑戦してみてはいかがでしょうか♪
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