【管理栄養士の健康コラム】Vol.24 貝毒について |
みなさん、こんにちは。
毎日良い気候ですね。
そんな気持ち良い休みの日は外出もしますが、
梅雨に備えて頑張って掃除もしている今日この頃です。
さて、4月から5月の時期は潮干狩りなどに出かけられる方も多いのではないでしょうか?
砂を掘ると貝が出てきてとても楽しいですよね♪
ですが、貝毒には注意が必要ですよ。
貝毒情報は都道府県や市などがホームページで公開しているので
チェックしてから潮干狩りなどに出かけたほうが良いですね。
日本でみられる主な貝毒は、麻痺性貝毒と下痢性貝毒。
麻痺性貝毒は食後30分以内位に唇のまわりから全身にしびれが広がっていくもので、
重症になると運動失調、言語障害、呼吸麻痺などがおこります。
アサリ、ホタテ、赤貝、牡蠣、ムラサキイガイなどが原因となります。
下痢性貝毒は食後30分から4時間位で症状が現れ、発熱はなく、
下痢、吐き気、嘔吐、腹痛などの症状があらわれます。
ホタテ、ムラサキイガイなどが原因となります。
特に4月から5月に貝毒の発症が多くなります。
暖かくなって水温が上がり、毒性をもつプランクトンが増え、
それを食べた貝が毒を蓄え、それを人が食べて発症します。
貝自体に味の変化はなく、加熱しても毒性は消えないので、
生食でなくても貝毒による食中毒は発生します。
潮干狩りなどに行かれる方は各地域の情報を入手してからお出かけ下さい。
規制のかかっている地域の方は食べないように注意してくださいね。
それではまた次号でお会いしましょう♪