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管理栄養士の健康コラム

vol94

【管理栄養士の健康コラム】Vol.94

花粉症予防の食事

今回は花粉症予防、もしくは花粉症の症状を軽減させる食事についてのお話です。
花粉症だけでなく、アレルギーのある方にも共通する内容となっていますので、参考にしていただければと思います。

基本は、栄養バランスの良い食生活です。
油ものは多くありませんか?
外食やお弁当は多くありませんか?
「和食」、「お肉よりお魚」、「お野菜たっぷり」を心がけましょう。
栄養バランスの良い食事は、腸内細菌のバランスを調えます。
腸内細菌のバランスが調えば免疫力が高まり、花粉症を含むアレルギー症状や病気の予防にもつながります。

お肉よりお魚が良いというのは、お魚に含まれるEPA・DHAが免疫機能を正常化してくれるからです。
EPA・DHAは、青背の魚に多く含まれているため、サバ・サンマ・イワシ・アジなどがお勧めですよ。

お野菜をたっぷり食べることも、とっても大切です。
お野菜に多く含まれるビタミンCには抗酸化作用があり、かゆみや炎症を抑える効果があります。
また、食物繊維はこれも腸内細菌のバランスを改善してくれます。

このような栄養バランスの良い食事をとることができれば、さらにプラスαの対策をしてみましょう。

・ビタミンB群
ビタミンB群は免疫機能を調える働きがあります。
レバーがお勧めです。
ですが、お肉はとりすぎると逆効果になりますので、レバーであれば1日2~3切れ程度にしましょう。

・乳酸菌
腸内細菌のバランスを調え、免疫力を高めてくれます。
ヨーグルトがお勧めです。

・カテキン
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑えてくれます。
緑茶がお勧めです。

その他、シソレンコンが花粉症軽減の効果ありと記載している文献もあります。

食事の改善で花粉症を完全に治すことは難しいと思いますが、予防や症状軽減にはつながります。
また、食事の改善には即効性はありません。
花粉症の症状が出てからではなく、常日頃から継続しておくことが必要です。
栄養バランスの良い食事は、花粉症のためだけではなく、体の健康のためにもぜひ習慣づけていただけるとよいですね。

参考文献:
 栄養の基本がわかる図解事典 中村丁次監修 成美堂出版
 これでスッキリ花粉症がみるみるよくなる62の対策
 Q&Aでよくわかるアレルギーのしくみ 斎藤博久著 技術評論社


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