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管理栄養士の健康コラム

vol257

【管理栄養士の健康コラム】Vol.257

貧血予防の食事

貧血は、女性にとって珍しいことではない感覚がありますよね。
だからといって安心してはいけません。
もし貧血の状態であれば、知らないうちに体に負担がかかっています。
貧血にならないようにするにはどうしたらよいのか、
貧血であればどのように改善すればよいのか、
今回は貧血予防の食事についてお話しします。

貧血で一番多いのは、「鉄欠乏性貧血」です。
体内では、血液が各細胞に酸素を運び続けています。
酸素の運搬役は、ヘモグロビン。ヘモグロビンが減少して、体が酸欠状態になることを「貧血」といいます。
貧血の症状は、「間違いなく貧血」というものから、「貧血が原因とは思わなかった」というものまで様々です。
貧血の症状として、めまい、立ちくらみ、だるい、眠い、疲れやすい、息切れ、爪が割れやすい、口内炎ができやすい、顔色が悪い、抜け毛、薄毛などありますが、これらの症状からは貧血かどうかわかりにくいものですよね。
貧血の判断が必要な場合は、血液検査をするようにしましょう。

では、貧血予防の食事についてです。
貧血予防のための食事といえば、「鉄摂取」と思うかもしれません。
しかし、鉄を摂ればいいというわけではありません。
実は、鉄を頑張って摂っているつもりでも貧血の人がいます。
なぜでしょうか?
それは「ヘプシジン」というホルモンが影響しています。
ヘプシジンは、鉄の吸収を抑制する指令を出すホルモンです。
そのヘプシジンが、エネルギー不足、特に糖質不足の状態で増えることがわかってきました。
つまり、ダイエットや食事量が足りていない場合は、鉄を摂っていても吸収が抑制されてしまうというわけです。
糖質制限のダイエットは、より貧血のリスクが高まりますので注意しましょう。

思春期くらいからダイエットの関心が高まります。
また働き盛りの世代は、忙しさから、朝食や昼食を抜くなど食生活が乱れがちになります。
そういう時期こそ、貧血に注意してください。
食事量が足りないことは貧血につながります。
貧血の予防は、
・3食食べること
・栄養バランスをととのえること
が第一です。
それができたら、鉄の多い食べ物を積極的に食べるようにこころがけましょう。
貧血を予防することができれば、体の調子が良くなります。体が軽く感じることもあります。
それによって、スポーツで活躍できたり、髪や爪、肌などもきれいになったりして美容にも良い面が見られます。うれしいことですよね。
貧血予防をすると良いことがいっぱいありますね。
これからもしっかり食べて、貧血を予防していきましょう。

参考文献:女性アスリートの教科書 部活女子からトップ選手まで 須永美歌子著 主婦の友社
冷え症・貧血・低血圧 南雲久美子著 主婦の友社






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