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管理栄養士の健康コラム

vol210

【管理栄養士の健康コラム】Vol.210

脂質異常症とわかったら

健康診断で、もし、あなたが脂質異常症を指摘されたら、
どうしますか?
指摘されていたとしても、脂質異常症だからといって、痛くも、しんどくもないですよね。
けれど、そのまま放っておくことは良くありません。
では、なぜ放っておくと良くないのかについて、今回はお話ししようと思います。

脂質異常症は、「動脈硬化」の危険因子の1つとなります。
動脈硬化と聞いても、ピンとこない人もいますよね。
動脈硬化というのは、加齢や悪い生活習慣の影響で、血管がボロボロになってしまい、つまったり破れやすくなったりする状態です。
日本人の死因の約5割は、がん、心臓病、脳卒中です。
特に、心臓病や脳卒中などの循環器病は、動脈硬化が引き金となっています。
ですので、動脈硬化を進行させないためにも、その危険因子となる脂質異常症は改善しておかなければいけません。

では、脂質異常症はどうすれば改善できるのでしょうか。
脂質異常症の中でも、中性脂肪値が高い場合、
食べすぎ、肥満が考えられます。食事量を見直してみましょう。
特に働き盛りの男性は、女性に比べると食事がおろそかになってしまうことが多いようです。
□仕事が忙しい
□お酒の飲みすぎ
□大食いなど若い頃からの食習慣が変えられずにいる
□お店でこってりしたメニューを注文
思い当たる点はありませんか?
仕事が忙しいと、ストレス、睡眠不足、運動不足、喫煙なども考えられます。
今は問題ない場合も、健康なうちから、生活習慣をととのえましょう。

また、脂質異常症の中で、LDLコレステロール値が高い場合は、食事の内容の改善が必要かもしれません。
□肉料理の頻度が高い
□洋食の頻度が高い
□ケーキなどの洋菓子が好き
□米よりパン食派
これらが当てはまっていると、動物性の脂質を摂りすぎている場合があります。
大豆や魚料理を増やしたり、和食を心がけたり、しっかり野菜を食べたりすることが大切です。

脂質異常症は、放っておかず、生活習慣と食習慣を見直すことが必要です。
中性脂肪値は、減量することで改善効果が出やすい検査値でもあります。
病気になってからではなく、健康なうちから、脂質異常症の予防を意識しておきましょう。
そして動脈硬化が進行しないように気をつけていただけるとよいですね。

参考文献:日本人の食事摂取基準2020年版 伊藤貞嘉/佐々木敏監修 第一出版
誰も教えてくれなかった心筋梗塞とコレステロールの新常識 伊苅裕二著 南江堂






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