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管理栄養士の健康コラム

vol172

【管理栄養士の健康コラム】Vol.172

貧血よ、さようなら

食欲減退・・・、あまり食べられないといった状態になっている人は、「貧血」にご用心。
特に女性は気をつけましょう。男性に比べ、女性の方が圧倒的に貧血になりやすいからです。

今回は貧血予防の食事についてのお話です。

貧血というのは、血液中の赤血球に含まれているヘモグロビンが不足し、全身の組織や臓器が酸欠になってしまう状態です。
酸欠状態になると、いろいろな症状が出てきます。
顔色がすぐれない
疲れやすい
めまい、動機がする
手足が冷える
食欲がなくなる
眠られない、イライラする
このような自覚症状はありませんか?

貧血の種類はいくつかありますが、その中でも鉄欠乏性貧血がほとんどを占めますので、鉄欠乏性貧血においての食事についてお話しします。
貧血の種類によって治療法は違いますが、自身の食生活を見直すことは必要なことですよね。
腎臓が悪く、たんぱく質制限があって、貧血症状がある場合は、医師に相談してください。

基本的なことですが、規則正しい食生活、栄養バランスの良い食事が大前提です。
3食食べること。くれぐれも、朝食抜きはやめましょう。


摂ってほしい栄養素はいろいろありますが、代表的な栄養素を3つ挙げますね。
① 鉄
② たんぱく質
③ ビタミンC

です。
不足しないよう、はしっかり摂りましょう。
たんぱく質は血液を作る材料であり、鉄の吸収を良くします。
ビタミンCは鉄の吸収を良くする働きがあります。
これら3つの栄養素は積極的に摂ってくださいね。
女性には月経や妊娠がありますので貧血になりがちです。それらの時期には、特に食生活に気を配りましょう。
また、無理なダイエットは控えてくださいね。特に中・高校生は成長期ですので、ダイエットで食事量が減り栄養不足になってしまうと、貧血だけでなく成長にも支障が出る可能性があります。

●鉄を多く含む食べ物
レバー、赤身の肉、貝類、いわし・さんまなどの魚、ほうれん草・小松菜などの緑黄色野菜

●たんぱく質を多く含む食べ物
魚、肉、卵、牛乳、チーズなど

●ビタミンCを多く含む食べ物
みかん・キウイ・いちごなどの果物、ブロッコリー・小松菜・ピーマンなどの野菜

食欲がなければ、好きなものだけでも食べてみてくださいね。
貧血になるとつらいです。そうなる前に食生活をととのえて、元気に過ごしていただけるとよいですね。



参考文献:よくわかる最新医学冷え症・貧血・低血圧 南雲久美子監修 主婦の友社



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