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管理栄養士の健康コラム

vol152

【管理栄養士の健康コラム】Vol.152

疾病シリーズ「腎臓病」①

今回は腎臓についてのお話です。
腎機能が低下していると言われたことはありませんか?
腎臓病の治療である透析を受ける患者の増加により、医療経済上では大きな問題となっています。
腎臓はとても大切な臓器です。
まずは腎臓とはどのような臓器なのかを知ることから始めてみませんか。
きっと、健康に役立ちますよ。

腎臓は、にぎりこぶし大のそら豆みたいな形をした、背中に2つ対になっている臓器です。

腎臓は、大量の血液と高い血圧に耐えられる構造になっています。
つまり、大量の血液が流れ、高い血圧がかかるというわけで、私のイメージでは、腎臓は重労働な職場という感じです。

どんな重労働に励んでいるのかと言いますと、「尿を作る」ことです。
腎臓は1日に約1.5Ⅼもの尿を作っています。
腎臓の主となる働きは、尿を作る、つまり体内に溜まった老廃物を体外に排出することなのです。

その他の働きとして、体内の水分量、電解質などを調えることやホルモンの産生等を行っています。
腎臓が産生する主なホルモンの一つにレニンがあります。
レニンというホルモンは、血圧を調整します。
もう一つは、エリスロポエチンというホルモンで、これは造血する働きをします。
それ以外には、ビタミンDを活性化させます。活性化ビタミンDは骨を作る働きをします。

腎臓は、体内の恒常性の維持を担っています。
恒常性という言葉は難しいかもしれませんが、この恒常性が維持できなければ人間は生きることができません。
ですので、腎臓を悪くすると、全身に悪影響が及びます。
腎臓を悪くすることは、ものすごく怖いことなのです。

腎臓がいかに大切かを覚えておいてください。
次回は腎臓の病気についてお話しますね。

参考文献:
 「ステージ別 腎臓病の治療とケア」 富野康日己著 法研
 「腎機能が低下したときにすぐ読む本」 塚本雄介著 技術評論社


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